教育ファシリテーター講座2007-参加型学習のデザイン-

「アタマに残り、こころに届く学びを促す」

☆今年はゲストが現役学校教員。学校での実践に結びつけます☆
☆今年から学割もスタート!学生の皆さんもぜひ!!☆
「ファシリテーション」や「参加型学習」といった言葉が、学校教育やNPOにおいても新しい学びや成長のキーワードとして定着しました。

「ワークショップやファシリテーションについて学んでみたい!
けれども、どこから学びだせばいいんだろう…」

「これまで、何となくやってきたファシリテーションについて、
一度、基礎から学びなおしてみたいなぁ…」

そうした中で学校からもNPOからもこうした声を聞く機会が増えてきています。

先生が「教え込む」のではなく、参加者が「学び取る」ことを促す、そうした教育ファシリテーションは、単に「参加の機会」を提供すればいいだけではありません。

同じようなテーマでも、進め方やファシリテーターの場のあり方によって、その成果は大きく異なってきます。

講座では、プログラムデザインの考え方、教室のレイアウトといった事前準備の部分から、ファシリテーターが参加者の何を観察し、
どういう働きかけを行なうかといった本番でのスキル、ファシリテーターの心構えやあり方といったメタスキルまで、教育ファシリテーションを「もの」にするための基礎を学びます。

今回の研修は、全国の様々な参加型学習の場で実践経験を積んだファシリテーターと、学校での参加型学習の実践経験が豊富な教員のコラボレーションです。

明日からのファシリテーションにつながること間違いなしです。

「参加型学習」で「いまの教育を変えたい」と思う
皆さんの参加をお待ちしています。

■日時
2007年8月4日(土)14時~5日(日)17時

■会場
[研修](JR新大阪駅より徒歩)
大阪市立青少年創造文化ステーション(ココプラザ)
[宿泊]
新大阪ユースホステル (→研修会場と同じ建物内です)

■参加費 20,000円(食費、宿泊費を含みます)
[学生割引]12,000円(食費、宿泊費を含みます)
・プログラムの進行上、途中参加、途中退出はご遠慮ください。
・お申込み後、お申し込みを受理した旨のご連絡(参加要項)をお送りします。
・7月21日以降のキャンセルは、キャンセル料を申し受けます。ご注意ください。
(7/21以降=参加費の50%、8/4当日=100%のキャンセル料を申し受けます)
※宿泊されない方は、2000円安くなります

■対象
・学校教員でワークショップ形式の授業を行なってみたい人
・学校教員志望者でワークショップについて学びたい人
・NPOスタッフで、教育プログラムの進行や企画を行なっている人
・ファシリテーターを職業としていきたい人
※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。
※営利目的のみの仕事をされている方は参加をお断りすることがあります。
予めご了承ください。

■定員 25名

■プログラム
<一日目・4日>
13:30 受付
14:00 プログラム開始・オリエンテーション
15:00 セッション1「教育ファシリテーションとは?」
16:30 セッション2「よき学びの場への参加を通じて学ぶ」
18:00 夕食
19:00 セッション3「ファシリテーション実習」
21:00 プログラム終了、入浴 + オプション:交流会

<二日目・5日>
09:00 オプショナル・プログラム
10:00 セッション4「教育ファシリテーションの実践事例と理論」
11:00 セッション5「ファシリテーション実習」
12:00 昼食
13:00 セッション6「ファシリテーション実習」
14:30 セッション7「みんなの疑問にみんなで答える」+補足講義
15:30 セッション8「ふりかえり:現場への学びのテイクアウト」
17:00 終了
☆実習字間をしっかり確保、実践に直結!

■学習項目(予定)
・ファシリテーターとは?なぜファシリテーションなのか?
・教育ファシリテーションの基本的な考え方とは?
・授業などのプログラムデザインはどのように行なうのか?
・ワークショップ型の授業の教室のつくりかたとは?
・学びを促すものと妨げるものとは?
・どのように問いかけると参加者は反応するか?
・参加者の何をどのように観察するのか?
・「体験して終わり」にしないためには?
・参加型学習で予想されるハプニングとその対処法は?
・ワークショップの学びをどう評価するか?
・研修後も自己成長し続けるための方法は?  など。

※学習項目は予定です。参加者の皆さんの関心や
実習の展開などにしたがって、変更していきます。

■ゲスト
大本晋也さん(兵庫県教育委員会 社会教育課指導主事)

略歴:1983年県立淡路盲学校勤務を皮切りに、県立高校教員を18年間勤め、その間公民分野でゼミナール形式の授業等も展開。2001年国立淡路青年の家専門職員として3年間勤務。
淡路青年の家では高校生演劇ワークショップ、高校・大学・教員のためのボランティアセミナー等の主催事業を担当。淡路青年の家環境教育プログラム集の作成にも携わった。
現在、兵庫県教育委員会社会教育課に所属。仕事の傍ら神戸大学発達科学部HCセンターの社会人研究員として、ESDの高校生長期ボランティア活動プログラムの開発に携わっている。最近のマイテーマはよりよい協働・連携のあり方を探ること。
兵庫県立加古川南高校・加古川西高校・松陽高校、徳島県教育委員会、鳴門教育大学、山口県ひとづくり財団ほかで実績。

■ファシリテーター
川中 大輔(シチズンシップ共育企画代表)

略歴:98年からNPO法人BrainHumanityで野外教育や不登校児童支援の活動に取り組み始め、副理事長ほか歴任。IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]フェロー、日本デザイナー学院講師、大学コンソーシアム京都研究主幹などを経て、現在はシチズンシップ共育企画代表・ファシリテーター、京都市ユースサービス協会企画委員ほか。
「学ぶこと」と「社会にかかわること」の両方のおもしろさがわかる「学びのデザイン」について関心を寄せ、活動している。2001年から全国各地でNPOマネジメントの研修会や市民教育ワークショップを担当(年間約50本程度)。
大分県教育庁、徳島県立海部高校、兵庫県立加古川南高校などでも実績があるほか、現在は大阪成蹊大学、大阪樟蔭女子大学、岐阜県立森林文化アカデミー、甲南女子大学、大阪経済大学大学院で非常勤講師も務め、参加型での授業実践に取り組んでいる。

■主催:シチズンシップ共育企画