教育ファシリテーター講座2010【ベーシック編】「問いかけ」をデザインする!

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教育ファシリテーター講座2010【ベーシック編】
「問いかけ」をデザインする!

2010年6月5日(土)~6日(日)

※【アドバンスト編・「あり方」を見つめなおす!】は
2010年8月7日(土)~9日(月)で開催予定!

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教育ファシリテーター講座、
今回のテーマは「問いかけのデザイン」。
学びの場のプログラムは、
いくつもの「問いかけ」の積み重ねによって成り立っています。
「どのような問いかけをするか?」
「どのように問いかけを積み重ねるか?」
問いは、場をひらくねらいや意図によって変化するもの。

それはプログラム上では「少し」の違いかも知れません。
しかし、その「少し」の違いが
参加者の「?」をどんどん増幅してしまったり、
逆に、とても深い学びにつながったりすることが、
多々あるのではないでしょうか。

今回は、その「少し」の違いに注目します。
開かれた場のねらいと、アクティビティはつながっているか?
適切なプログラムの流れが組めているか?
そうした視点を中心に、
参加者が行う「実習」プログラムを
ゲストと共にじっくりとふりかえります。
そうした作業を通じて、
その場に適した「問いかけ」やアクティビティを組み合わせ
ひとつの流れのある「プログラム」を組み立てる力を養います。

プログラム・デザインの力を身につけたい!
よりよい学びの場をつくりだしたい!
そんな皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

■日時

2010年6月5日(土)~6月6日(日)

■会場
大阪市立青少年センター(ココプラザ)
(新大阪駅徒歩5分)

■参加費(いずれも食費・宿泊費を含む)
20,000円(学生13,000円)
(5/22以降=参加費の50%、講座当日=100%のキャンセル料を申し受けます)
*宿泊されない方は、2,000円安くなります。

■対象
・学校教員や大学教職員、社会教育施設職員、
NPO・ボランティア団体スタッフなどで
ワークショップ形式の学びの場づくりを行っている人・行なってみたい人
・教員志望者など、ワークショップについて学びたい人
・ファシリテーターを職業としていきたい人
※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。
※営利目的のみの仕事をされている方は
参加をお断りすることがあります。予めご了承ください。

■定員
20名

■プログラム
〈1日目〉
12:30 受付
13:00 プログラム開始・オリエンテーション
14:00 ワーク「アクティビティ実習+ふりかえり」
15:00 講義「プログラム・デザインの視点」
15:30 ワーク「私はどのように・どんな問いかけを重ねるか?」
16:30 ワーク「ファシリテーション実習+ふりかえり」
18:00 夕食
19:00 ワーク「ファシリテーション実習+ふりかえり」
21:00 プログラム終了・入浴
22:00 オプショナルPG「情報交換会」
〈2日目〉
09:00 ワーク「ファシリテーション実習+ふりかえり」
11:00 講義「観察眼をどうきたえるか?」
12:00 昼食
13:00 ワーク「ファシリテーション20問20答」
14:00 ワーク「ファシリテーション実習+ふりかえり」
16:00 ワーク「現場への学びのテイクアウト」
17:00 終了

(内容)
・参加者自らテーマを決め、それに応じたアクティビティやプログラムを組み実践する「実習」が中心となります。
・ひとつひとつの実習プログラムについて、参加者同士が丁寧に観察/批評するなかで、事前に組み立てたプログラムを場や状況に応じて臨機応変に組み替え、「問い」を組み立てかえる力を養います。

(アドバンスト編とは何が違うの?)
・アドバンスト編は、ファシリテーターの「ありかた」により重点を置いた2泊3日のプログラムです。ベーシック編よりも少人数で、実習プログラムでのファシリテーターの行動から、その人の「ありかた」「かかわり」を明らかにします。

・「実践経験はあるけれど、独学で積み上げたので、基礎的な部分を学びなおしてみたい」という方や、「プログラムデザイン」に関心のある方は【ベーシック編】を、「色々経験は踏んだけど、もう一歩『先』へ行くために、今の自分の関わりを捉え直したい」という方は【アドバンスト編】を、それぞれお勧めします。

■ゲスト

○大本晋也(兵庫県教育委員会)
 兵庫県教育委員会事務局社会教育課主任指導主事兼社会教育係長。1983年県立淡路盲学校勤務を皮切りに、県立高校教員を18年間勤め、その間公民分野でゼミナール形式の授業等も展開。2001年国立淡路青年の家専門職員として3年間勤務。淡路青年の家では高校生演劇ワークショップ、高校・大学・教員のためのボランティアセミナー等の主催事業を担当。淡路青年の家環境教育プログラム集の作成にも携わった。現在、本業以外に環境フォーラムの実行委員、ESDの大学・高校生長期ボランティア活動プログラムの開発等にも関わっている。趣味の演劇では主に裏方として音響・照明を担当。神戸・加古川の劇団で活動中。

○小林健司(NPO法人日本教育開発協会[JAE])
 JAE(NPO法人日本教育開発協会)広報担当兼教育クリエイター。2002年より現団体で教室事業の学習部門の立ち上げに関わり、現在は大阪市内の小中学校と高校、15校(約2000人)に将来の夢や仕事について学ぶキャリア教育を企業などの協力を得ながらプログラムの実施やコーディネートを行う。現在は団体全体の広報や小学校から大学、企業向けの教育プログラムの開発全般に携わっている。

○東末真紀(NPO法人神戸まちづくり研究所)
 1971生。NPO法人神戸まちづくり研究所職員、NPO法人マザーサポートの会理事。看護師(神戸市中央市民病院)、NPO法人自然スクールトエック職員を経て神戸まちづくり研究所の職員へ。自然スクールトエックで培った「主体性の尊重」や「自分と他者、環境、地域社会とのつながり方」を生かして、現在は、NPO支援(運営アドバイス、活動団体立ちあげ、政策提言・仕組みづくりなども含む)、中間支援機能を持つ地域拠点の立ち上げ支援やボランティア・コーディネーターの育成、震災学習・まちづくりの研究企画、運営を行っている。

■ファシリテーター
○川中大輔(シチズンシップ共育企画)
 98年より野外教育や不登校児童支援の市民活動に参加し、NPO法人BrainHumanity副理事長、A SEED JAPAN理事、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]フェロー、(財)大学コンソーシアム京都研究主幹などを歴任。現在はシチズンシップ共育企画代表・ファシリテーター。「学ぶこと」と「社会にかかわること」の両方のおもしろさがわかる「学びのデザイン」について関心を寄せ、ファシリテーターとして活動している。2001年から全国各地で「人材」と「企画」と「会議」を中心とするNPOマネジメント研修や市民教育ワークショップ、行政職員研修等を担当(年間80本程度)。同志社大学大学院総合政策科学研究科、甲南大学、大阪樟蔭女子大学、岐阜県立森林文化アカデミー、上智大学グリーフケア研究所で非常勤講師。

○鈴木陵(シチズンシップ共育企画)
関西学院大学総合政策学部卒。高校時代に読んだ本がきっかけで国際協力分野に興味を持ち、大学入学と同時に国際交流・国際協力支援団体CLUB GEORDIEに所属、2008年度には事務局長を務める。開発教育などの参加型の学びの場との出会いをきっかけに、ワークショップなどの場づくりに関心を寄せている。シチズンシップ共育企画事業コーディネーターを経て、現在は事務局次長・ファシリテーター。自らもファシリテーターとしての「あり方」と「やり方」を磨くべく修行中。

■主催:シチズンシップ共育企画