アクティブラーニングという言葉が一気に広がり、ファシリテーションを取り入れた学びは、社会教育のみならず、学校教育現場でもその必要性が急速な高まりを見せています。
「具体的に何をすればいいのか。どういう手法やツールがあるのか。どういうテクニックを身につける必要があるのか。……」世の流れを前にして、こうした疑問に答える本やセミナーも増えてきています。
しかし、どのようなプログラムや手法、ツール、テクニックを用いても、その学びの場で、一人ひとりが大切にされていると感じられる、「安心の風土」が醸成されていなければ、それらは上滑りしかねません。昨年度の本講座『「ふりかえり」を究める!』でも、最後の最後に、この「安心の風土」に注目が集まりました。
それでは、どうすれば「安心の場」は生まれてくるのでしょうか。この問いが立ったとき、真っ先にゲストに思いついたのが伊勢達郎さん。「引き出される」のではなく「溢れ出てくる」と言わる、伊勢さんの場づくりに触れる体験を通じて、「安心の場づくり」について探究していきます!
ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています。
■日 時:2015年7月4日(土)11時~7月5日(日)17時30分
■会場:大阪市立青少年センター(ココプラザ)(新大阪駅徒歩5分)
■プログラム:
<1日目>
10:30 開場・受付開始
11:00 プログラム開始・オリエンテーション
11:20 セッション1「伊勢さんの場づくりを体験する」
12:30 昼食
13:30 セッション1の続き
18:00 夕食
19:00 セッション2「伊勢さんの場づくりを解きあかす」
21:00 プログラム終了、お部屋へのチェックイン、入浴
22:00 オプショナルPG「情報交換会」
24:00頃 情報交換会終了、就寝促進
<2日目>
07:30〜 朝食
09:45 開場
10:15 ウォームアップ
10:30 セッション3「伊勢さんの歩みに耳をすます」
12:00 昼食
13:30 セッション4「安心の場を生み出す極意を見つけ出す!」
15:20 休憩
15:30 セッション5「学びを私の現場にもちかえる」
15:55 クロージング
16:30 終了、会場の現状復帰、お片付け、お見送り
17:30 会場から撤収
18:00 スタッフ評価会(大本・東末・川中・中村)
20:00頃 解散
■ゲスト:
伊勢達郎さん(NPO法人自然スクール トエック代表)
学生時代よりカウンセリング・キャンプを学び、(財)青少年野外活動総合センター指導部を経て、85年「自然スクールTOEC」を設立。個人やグループのカウンセリング及び、沖縄無人島キャンプなど、たくさんのフリーキャンプ(自由なキャンプ)を展開。アメリカのフリースクールやインドのラジニーシ・アシュラムなどを訪ね、90年「TOEC幼児フリースクール(幼稚園)」98年「TOEC自由な学校(小学校)」を設立。社会に新しい学校のスタイルを発信・提案している。教育、福祉、看護等の大学や専門学校で人間関係論等の非常勤講師も務める。キャンプディレクター1級。団体(自然スクールトエック)は01年に特定非営利活動(NPO)法人化。
■ファシリテーター:
○川中大輔(シチズンシップ共育企画代表)
1980年、神戸生まれ。98年から青少年支援、環境、まちづくり、市民活動支援のNPOに参加し、03年にシチズンシップ共育企画を設立、現在、同代表。01年から全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを担当(年90本程度)。現在は日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)事務局長、NPO法人神戸まちづくり研究所理事なども務める。立命館大学・甲南大学・甲南女子大学・大阪樟蔭女子大学大学院・神戸国際大学・国立明石高専にて非常勤講師。共著に『ソーシャル・イノベーションが拓く世界』(法律文化社, 2014年)など。
■コーディネーター:
大本晋也さん(国立淡路青少年交流の家所長)
東末真紀さん(神戸大学学生ボランティア支援室ボランティアコーディネーター)
三浦一郎さん(姫路市立手柄小学校教諭)
■定 員:20名(先着順)
■対 象:
・ワークショップ形式の学びの場づくりを行っている(行ってみたい)人
・教育ファシリテーションやワークショップについて学びたい人
・一歩上のステージにあがりたいファシリテーターの方
・学校教員や社会教育施設職員、NPOスタッフで主に教育プログラムを担当される方
※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。
■参加費:一般 20,000円/学生 15,000円
■主催:シチズンシップ共育企画