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ワークショップレポート

【教育ファシリテーター講座2014】「ふりかえり」を究める!2014/09/12

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・主催:シチズンシップ共育企画

・日時:2014年9月6日(土)〜7日(日)

・場所:KOKO PLAZA(新大阪)

・講師:川嶋 直さん(キープ協会環境教育事業部シニアアドバイザー)

    長尾文雄さん(フリーランス)

・スタッフ:川中大輔(シチズンシップ共育企画)

      大本晋也(国立淡路青少年交流の家)

      東末真紀(NPO法人神戸まちづくり研究所)

 

 参加体験型の学習が広がる中で、体験の後にふりかえりの時間を設ける必要がある、という考え方は定着していっているように思われます。ところが、その「ふりかえり」の持ち方が、表面的な感想をぐるりと一巡述べ合うだけに留まって、深まりを欠いていることは少なくありません。また、学校等での実践の場合、カリキュラムの中で設定されている教育目標に沿うかたちで「ふりかえり」が行われて、学習者の「自由な気づき」とどう折り合いをつけるのかが、丁寧に考えられていない場合も見受けられることがあります。

「ねらい」と「ふりかえり」の緊張関係の中で、どのように「ふりかえり」の場を設け、また、深めていけばいいのか。このように「ふりかえり」を探究していきます。

■1日目
まずは当会の川中によるオリエンテーション。「今回は、体験学習を機能させる上で重要な『ふりかえり』について共に学ぶ二日間です。」と講座のねらいが示されます。
本講座のねらいを共有後、この場に集まった方々がどんな方々なのかを「ラインナップや「人間マッピング」を用いて共有しました。その後、4人グループとなり井戸端会議の形でそれぞれの実践を共有しました。
「川嶋さんのふりかえりを体験する」がスタート。川嶋さんのリードで、まずは参加者を知るGCP(グー・チョキ・パー)アンケートで会場の雰囲気を和やかにしていきます。その後、巧みなトークで川嶋さんの自己紹介がKP法で行われました。
引き続き「川嶋さんのふりかえりを体験する」セッション。今度はグループに分かれ「えんたくんミーティング」を用いて会議などで困った点や工夫を分かち合いました。グループメンバーの組み替えを数回行い、最後に元のグループに戻ると「えんたくん」には他の参加者が考えが多く書き込まれていました。
ここからは、「ふりかえり」のセッションです。えんたくんミーティングで気づいたことを思い出し、グループで共有していきます。最後に川嶋さんが「ふりかえり」について大切にしていることが講義されました。
次に「ふりかえりのふりかえり」セッションです。ふりかえりで参加者が気づいたことや疑問に思ったことを手がかりに、グループで質問づくりをしました。そうしてグループで練られた質問を川嶋さんに訊く時間が設けられました。参加者からは「相手に問いかけるポイントは?」などの質問が飛び出し、質問の一つ一つに川嶋さんは丁寧に答えられていました。
夕食を挟んだあとは「川嶋さん、長尾さんに質問!」の時間。ゲストのお二人からは、ふりかえりの大切さやその思いについて話がなされました。また、一日目の場をリードされた川嶋さんへの質問が飛び交い、会場に和やかな空気が流れていました。
■2日目
2日目は、「長尾さんのふりかえりを体験する」のセッションでスタート。ラボラトリー・メソッドの基本構造に関する講義の後、グループで課題に取り組むワークへ。一人ひとり自他の関わりについて感じることがあったようです。ワーク後には、グループでふりかえりを行いました。ふりかえりの最中にも、それぞれの思いや感じ方が扱われていました。最後は、長尾さんからも「ふりかえり」について大切にされていることが講義されました。
ここからは、1日目と同様に「ふりかえりのふりかえり」へ。ふりかえりで感じたことなどを踏まえて、各グループで吟味しつつ探究を進める質問を考えていました。その後、長尾さんへの質問タイムが設けられ、参加者からは「安心の場づくりの工夫は?」といった質問がなされました。
 最後には、2日間の気づきを整理し、今後の実践に向けて仮説をつくる時間を持ちました。一人ひとり、2日間での学びをじっくりと噛みしめているようでした。プログラムの最後には、ゲストから感想と参加者へのメッセージが伝えられ、密度の濃い2日間の場を閉じました。

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