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ワークショップレポート

【教育ファシリテーター講座2015】「安心の場」はどううまれるのか?2015/09/25

 

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・主催:シチズンシップ共育企画

・日時:2015年7月4日(土)〜5日(日)

・場所:KOKO PLAZA(新大阪)

・講師:伊勢達郎さん(NPO法人自然スクール トエック代表)

・スタッフ:川中大輔(シチズンシップ共育企画)

      大本晋也(国立淡路青少年交流の家)

      東末真紀(NPO法人神戸まちづくり研究所)

 アクティブラーニングという言葉が一気に広がり、
 ファシリテーションを取り入れた学びは、社会教育のみならず、
 学校教育現場でもその必要性が急速な高まりを見せています。

 「具体的に何をすればいいのか。どういう手法やツールがあるのか。
  どういうテクニックを身につける必要があるのか。……」
 世の流れを前にして、こうした疑問に答える本やセミナーも増えてきています。

 しかし、どのようなプログラムや手法、ツール、テクニックを用いても、
 その学びの場で、一人ひとりが大切にされていると感じられる、
 「安心の風土」が醸成されていなければ、それらは上滑りしかねません。

 昨年度の本講座『「ふりかえり」を究める!』でも、
 最後の最後に、この「安心の風土」に注目が集まりました。

 それでは、どうすれば「安心の場」は生まれてくるのでしょうか。
 この問いが立ったとき、真っ先にゲストに思いついたのが伊勢達郎さん。

 「引き出される」のではなく「溢れ出てくる」と言わる、
 伊勢さんの場づくりに触れる体験を通じて、
 「安心の場づくり」について探究していきます!

 

■1日目
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まずは当会川中によるオリエンテーション。「安心の場をどうつくりあげるか」についてという講座のテーマを立てた背景と、今回のねらいが示されます。

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本講座のねらいを共有後、ゲストの伊勢さんから、何もしないから何も起こらない「安心・安全の場」ではなく、「安心できるからこそ自由へと解放されるスリリングな場」を目指していきたいとの思いが分かち合われました。ところどころ笑いが起きつつ参加者のみなさんもの緊張もほぐれていく様子が見られました。

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まずは、「伊勢さんの場づくりを体験する」ということで、伊勢さんのリードのもと、参加者全員が靴を脱ぎ、床にマットをひいて、互いにマッサージをしながら、からだを解き放っていきました。

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昼食後は参加者全員が一人ずつ「なぜこの場に参加しているか」を表明していく、チェックインミーティング。伊勢さんが一人ひとり丁寧に話を聴きながら頷き、言っていることを確かめる姿が非常に印象的でした。

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 DSC_0072 少し休憩を挟み、学びを参加者の現場に持って帰る為にロールプレイングをしました。参加者の現場でのある場面を演じる。人が違えば行動も変わるはずなのに、本当に擬似体験をしているかのようなセッションでした。参加者にもこのセッションでの学びは深かったように感じます。
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夜は参加者全員で、当会川中による「ふりかえり」のセッション。今日1日で感じたことや学んだこと、気づいたことをそれぞれ付箋紙に記入し、じっくりと分かち合い。最後には、今回のキーワードの1つとなっている「プロセス」について、川中から小講義が提供されました。

■2日目
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2日目はまず参加者全員で歌を唱って、声を合わせるところから始まりました。歌詞にある明日はきっと晴れるという言葉に元気づけられて、スタートしました。

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1日目を経て、伊勢さんへ訊ねてみたいことを自由に質問して、伊勢さんが応答。参加者もスタッフも入って、全体での話し合いに。伊勢さんのこれまでの歩みを振り返る話では、伊勢さんのカウンセリングとの出会いやフリーキャンプを始めた理由など、非常に多くの「出会い」から今の伊勢さんが形成されていると感じられ、伊勢さんのお話に夢中になっていました。

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最後のセッションでは、参加者全員でこの後のプログラムをどうするかを話し合い、一方はトエックの「ふりかえりミーティング」を体験し、もう一方は今自分が気になっていることを自由に分かち合ったりする時間を持ちました。その場でプログラムができあがるライブ感が非常に印象的でした。

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参加者それぞれでこの2日間を通じて得られた気づきや学びを言葉にして、どう日常に持ち帰るかを整理して、全体で分かち合い、今回の講座は終了いたしました。

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