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活動実績

ワークショップレポート

・主催:シチズンシップ共育企画
・日時: 2010年6月5日13時〜6月7日17時

・場所:KOKO PLAZA
・ファシリテーター:川中大輔(シチズンシップ共育企画)
          鈴木陵(シチズンシップ共育企画)
・ゲスト:大本晋也(兵庫県教育委員会)
      東末真紀(NPO法人神戸まちづくり研究所)
      小林健司(NPO法人 JAE )
・スタッフ:湯浅雄偉(シチズンシップ共育企画)

 学びの場のプログラムは、いくつもの「問いかけ」の積み重ねによって成り立っています。「どのような問いかけをするか?」「どのように問いかけを積み重ねるか?」その「少し」の違いが、参加者の「?」をどんどん増幅してしまったり、逆にとても深い学びにつながったりすることが、多々あるのではないでしょうか。
 今回は、その「少し」に注目。開かれた場のねらいと アクティビティはつながっているか?適切なプログラムの流れが組めているか?そうした視点を中心に、参加者が行う「実習」プログラムをゲストと共にじっくりとふりかえります。

 (by鈴木陵/シチズンシップ共育企画)

 

■1日目
 ベーシック編の参加者は12名!オリエンテーション、ゲスト紹介を経て、いよいよプログラムのスタートです。さて、一体どんな場になるのでしょう?
 まずは、「ファシリテーションって何だ?」というテーマを掲げた自己紹介から。「よく知っている!」と「あまり知らないなぁ…」という人同士でグループを組み、意見 交換を行いながら、 お互いを知っていきます。
 様々な人と話す中で仕入れた「ファシリテーションって何だ?」という問いに対する答えを 全体共有。その後、ゲストからも「ファシリテーションとは○○である」というひとことを発表してもらいました。こうして見ると本当に多種多様。「こり固まっている場をこわす」「意見を整理する」といったものから、「風呂場の鏡である」などのユニークなものまで、様々な言葉が場に出されました。
 ひととおり参加者の皆さん同士の持っている情報を共有した後 はレクチャータイム。この講座をともに過ごすにあたってのスタートラインを揃える意味で、川中とゲストの大本さんより、「教育ファシリテーションとは?」「ファシリテーションは教育に何をもたらすのか?」といったテーマについて、 意見交換も織り交ぜつつ情報提供されました。
 続いては「アクティビティ体験」。鈴木の進行のもと、一同ユースホステルのテラスへ。目を閉じて耳を澄まし、聞こえてきた音を画用紙に表現する…というサウンドスケープのアクティビティを体験しました。
 アクティビティを終え、再び研修室へ。先ほど全員で体験したアクティビティを例に取りつつ、川中より「アクティビティデザインのポイント」がレクチャーされました。体験を通じて学ぶための場をデザインするときの視点や考え方について、理解を深めます。
 ここからはいよいよ 「アクティビティデザイン実習」。実際にこの研修の場で実践するアクティビティを グループに分かれて作り上げます。前半のレクチャーで得た情報を活かしつつ、意見を出し合っていきます。さて、どんなアクティビティが行われるのでしょう?
 作成したアクティビティの実践の機会「ファシリテーション実習」の1グループ目。提供されたのは「初対面同士でも話しやすい環境をつくりたい」ということで、ペアになって「お国じまん」「自分じまん」をするというもの。丁寧にふりかえりの時間をもったところで、1日目は終了。2日目は、残りのグループの実習が待っています。ふりかえりの細かな様子は、2日目のレポートでお届けします!
■2日目
 2日目の「ファシリテーション実習」がスタート。まずは、絵を描くことを通じて、互いの違いを知ろう!という「お絵描きワークショップ」。グループに分かれて絵を描き、発表し合いました。
 アクティビティ終了後は、ふりかえりの時間。こういった実習の後のふりかえりは、感想をシェアしたり、アドバイスを言い合ったりすることが中心になりがちです。しかし、この「教育ファシリテーター講座」は「その場で、その時、何が起こっていたのか?」に着目して共有することに重きを置いています。「あの時、こう感じていて…」という情報提供の積み重ねが、学びの材料となります。
 続いてのグループは「あなたのセカイ観を溶かしてみましょう」。グループに分かれて「好きなものを否定し合う」「自分のいやなところを肯定し合う」という内容。
 そしてこちらが、ふりかえりの時間に使用した「ふりかえり模造紙」です。ワーク中に記録係が模造紙左端にプログラムの流れを記入、ふりかえりの時間に参加者それぞれが「あの時、何が起こっていたか」をふせん紙に書いて貼り出します。あとは、時系列に書かれていることを取り上げつつ、ふりかえりを進めていきます。
 最後の実習は、2グループに分かれての実施です。一方のグループのテーマは「教育」、もう一方のテーマは「思考と対処を考える」。それぞれ少人数に分かれ、実習を進めました。
全ての実習とふりかえりを終えたら、最後に2日間全体を通してのふりかえりの時間です。個々人でじっくりとふりかえりシートを記入した後、小グループで共有。最後に、全員でひとことずつわかちあい、2日間の講座が終了しました。
 最後のプログラムは、2日間のふりかえり。一人ひとりじっくりと時間を取ったあと、「2日間でいちばん大切なまなび」を共有して、幕を閉じました。
■本講座スタッフより
今回のテーマは「問いかけのデザイン」でした。ここ数年、この教育ファシリテーター講座では「実習とていねいなふりかえりを繰り返す」スタイルで実施してきましたが、その場によって起こること、フォーカスされるポイントは様々。そうしたふりかえりでは多くのプロセスが共有され、改めて「問いかけ」というテーマの奥の深さを実感しました。
(シチズンシップ共育企画 事務局次長 鈴木陵)

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