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活動実績

ワークショップレポート

・主催:シチズンシップ共育企画
・日時:2011年2月19日(土)10時~20日(日)16時半
・会場:服部緑地ユースホステル
・進行:鈴木陵(シチズンシップ共育企画)、川中大輔(シチズンシップ共育企画)
・講師:水野篤夫さん(財団法人京都市ユースサービス協会)、
    枝広和憲(京都市スクールカウンセラー)
・オブザーバー:深水正和さん(兵庫県立明石城西高校)、富本水子さん(神戸市立長田小学校)、
        羽野ゆつ子さん(大阪成蹊大学) 山下順子さん(兵庫県立星陵高校)、
        湯浅雄偉(シチズンシップ共育企画)
 ※所属はワークショップ実施当時のものです。

 

 ひきこもり、発達障害、子どもの貧困…こうした生徒をとりまく社会の状況に、先生の力だけで対応し切るのはなかなか困難でしょう。「どうしたらええんやろう…」と困ったとき、先生ではないけれど、同じく子どもをサポートする人々と協力できるように、専門家から学びます。また、連続講座の最終回の4回目は、「新学期1日目、教室に入ってどうする?」をテーマに、教員生活最初のスタートダッシュをどう切るかを、考えます!今回は2日間、5名の参加者の方とじっくり学ぶ場となりました。

 まず2日間のスタートは、「子どもを支える、学校以外の機関」をテーマに、これまでに自分自身が触れた経験のある「教育資源」を赤のふせんに、触れたことはないが知っている「教育資源」を黄のふせんに書き出して共有しました。学校、塾、児童館といったものだけでなく、スクールサポーター、企業など多様な教育資源に囲まれて私たちは育っていることを確認しました。
 続いて、「子どもをとりまく多様な教育リソース」と題し骨太教員養成プロジェクト委員でもある水野篤夫さん(京都市ユースサービス協会)から、協会の取り組みを中心に話題提供いただきました。「学校の外」から「若手の先生に期待すること」についてもお話いただき、若者世代をとりまく多様な課題について触れていただきました。
 お昼を挟み、続いては同じく骨太教員養成プロジェクト委員の枝広和憲さん(京都市スクールカウンセラー)から、ご自身のお仕事の内容や特性、学校現場で感じていらっしゃることについてもお話いただきました。
 お話の後は、グループで感想をシェアし、質疑応答の時間を持ちました。学校現場に今関わっている/これから関わろうとしている参加者の皆さんにとっては新鮮に響いていたようです。
 1日目の後半は、「参加型の学びをどうつくるのか?」。プログラム参加者同士で学ぶ内容を決める「オーダーメイドゼミ」枠の中でも、関心の高かったテーマのひとつです。まずは「参加型の学びの場づくり」についての基本レクチャー。「講義型と参加型のちがい」「プログラムを構成する5つの要素」「プログラム展開の基本」といった事柄について、まずは押さえておきます。
 聞くだけではなく、まずはやってみよう!ということで、続いては「プログラムづくり実習」。先ほど仕入れた基本情報を活用しながら、グループに分かれて与件に合わせてプログラムを実際につくってみます。45分×2コマという設定で、現代社会の教材を活用しながら内容を検討していきます。ある程度案が固まったところで、全体発表。お互いのプランについて、気が付いたところにコメントを返し合う時間を持ちました。
 2日目のテーマは、ずばり「生徒のしかりかた」。こちらも、「オーダーメイドゼミ」で学んでみたい!という声のあがっていたものです。今回は、実際に生徒をしかる場面を想定して演じてみる「ロールプレイ」に取り組みます。まずは参加者同士で、「ケースづくり」。それぞれの経験などを元にしながら、扱ってみたい場面を決めます。
 今回扱ったケースは、「エプロンを忘れた子どもの対応」と「授業が成立しない場面でどうするか」。細かな場面設定について共有したあと、実際に参加者、スタッフが生徒役になり、演じてみます。
 ロールプレイの終了後は全体でのふりかえり。先生役を演じてみて、生徒役を演じてみて、それぞれに感じたこと/気付いたことをわかちあいます。特に、先生役を演じた人の感じていたことや行動について深めていくことを通じて、参加者同士が自分自身を見つめる機会になりました。
 最後に、2日間だけでなく連続講座全体のふりかえりの時間を持ち、プログラムは終了。参加者同士で「印象に残っていること」「忘れたくないこと」などを分かち合いました。年度変わりのタイミングで教壇に立つ方もそうでない方も混じった場となりましたが、最後に「新学期、私が教壇に立って大切にしたいこと」をそれぞれに宣言しました。
■本講座スタッフより
 今回の連続講座には、教員志望の方、講師として既に学校現場に立っている方、学びにかかわるNPOで活動する方など、多様な方の参加をいただきました。講座4のテーマでもあった「教育の視野を広げてみよう!」は、講師の方々の活動内容に触れることはもちろんのこと、参加者の方々同士の関わりによっても、成されていたように思います。今後、ここでできたつながりを後に活かし合い、学校現場でのよりよい学びにつながれば、嬉しいです。
(シチズンシップ共育企画 事務局次長 鈴木陵)

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