What We Do

共に「学び」を深める教育へ

Education can also be a force for transformation, because it “last”to the degree that it transforms itself. But its transformation must be the result of the transformations effected in the reality to which it applies. 「みずからを変革することのできる教育は、そうであればあるほど、自身もまた変革の力たりうるのである。だが、そのためにはひとつの条件が必要だ。教育は、自分がとりくんでいる現実の中に変革をよびおこし、その変革の結果として、おのれを変革するものでなければならないのである。」(パウロ・フレイレ)

教育ファシリテーター講座

現在は学びの場でも話し合いの場でもファシリテーションの必要性は広く認識されるようになりました。学校教育や大学教育でもアクティブラーニングへの関心が高まってきています。こうした流れの中で,既に様々な場で講座が実施され,専門書籍も数多く出版されています。しかし,改めてファシリテーターは何を促す存在なのか,ファシリテーターとしての自分はどのような構えで場に臨むかということを考えたり,ファシリテーションのテクニックを使いこなすための傾聴や観察,質問や介入,プログラムデザインといった技能を鍛錬する機会は限られています。形式や手法だけが導入されても,それでは学びの場をつくり変えていくことにはなりません。そこで,主催事業では「やりかた」の幅を広げるだけではなく,その根をなす「考えかた」や「ありかた」に磨きをかけていく機会となる場を設けています。

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シティズンシップ教育セミナー

よりよい社会の実現に向けて,民主的な社会創造過程に参画する能動的市民性の成長/成熟をもたらす「シティズンシップ教育」。それは具体的にどのようなものであるのか,なぜ今その学びの場の必要性が高まっているのか。果たして「教育」だけで良いのか。そもそも「市民(性)」とは何なのか。こういった問いについて共に考えていくため,「シティズンシップ教育セミナー」を開催しています。シティズンシップ教育は特定の教科や形態に限定されるものではなく,当然ながら学校教育だけではなくノンフォーマル教育でも展開されるものです。また,学習者は子ども・若者だけではなく成人も含まれてきます。この幅広さゆえの多様な実践が既に各地で起こっており,主催事業では基盤となる知識やポピュラーな実践事例だけではなく,ゲストを交えつつ新規性や先駆性の高い実践からも学ぶ機会を設けています。

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生と死の共育ワークショップ

私はどのように生き,そして,死んでいくのか。この問いかけは,私が社会とどのように関わるのか/どのような仕事を成し遂げいくのかということを考えていく上で基盤となる自らの価値観がどのようなものであるのかを探っていくことにつながります。一人ひとりが自らの人生の生き方の軸を形づくっていくことは,「私」を大切にする形での「市民としての行動」に力強さをもたらすことにもなるでしょう。そこで,「生と死」との関わり方について自他の経験を語り合ったり,死と向き合う現場の方の声に耳を傾けたりしながら共に考えていく機会として「生と死の共育ワークショップ」を開催しています(共催:青木将幸ファシリテーター事務所)。

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日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)事務局

シティズンシップ教育の関係者が立場を越えてネットワーキングし,対話を通じた学びの共有を通じて,日本におけるシティズンシップ教育の進展を図るため 「日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)」が2013 年に発足いたしまし。当会はその事務局を担い,J-CEF の総会・運営委員会での意思決定に基づいた執行を支えています。「つながる・まじわる・うまれる」をコンセプトとしてとして展開されている各種活動内容につきましては,J-CEFの公式ウェブサイトFacebookページをご覧ください。

ファシリテーション研修の講師派遣の事例

南丹市教育委員会「コミュニティ・スクール推進研修会」
沖縄県社会福祉協議会「ボランティア学習・福祉教育セミナー」
京都薬科大学「FD・SD共同開催ファシリテーション研修」
追手門学院大学「表現コミュニケーション」

シティズンシップ教育に関する講座の講師派遣の事例

兵庫県教育委員会・神戸市教育委員会ほか「学校で学ぶ政治参加」
兵庫教育大学「社会問題解決の学びをどうデザインするか?」(教員免許状更新講習)
福武教育文化振興財団「みんなで取り組む地域連携」(and F教室)
沖縄地域社会ビジョン大学院「シティズンシップ論:社会を変える市民になる」
ナショナル大学(コスタリカ)「Eyes on Peace」

参加者の声

一番の印象は若い人が主体的に元気に動いていること。一緒にいると若返った気持ちで純粋に考えていたりする。ここにもっと現場の教員が絡んだら、どんどん良いものが生まれてきそうな気がする。

教育の現場って、課題や問題点を抱え込んで自分たちだけで解決しようとする傾向があると思う。これらをここに持ち込んで一緒に考えてみればいいのではないかなと思う。皆がしっかりと受け止めて一緒に考えてくれるでしょう。

講座参加者がよく欲しがるノウハウはここには無いです。教育ってそんなに簡単なものじゃないですよね。でも、もっと根本的なエネルギーをもらえます。自分らしくアプローチできる追い風を。

深水 正和 さん(教育ファシリテーター講座参加者,高校教員)