【参加者募集】生と死の共育ワークショップvol.12「お師匠さんの教えをどう生きるか?」

 シチズンシップ共育企画では、青木将幸ファシリテーター事務所と共同で「生と死の共育ワークショップ」を2007年から定期的に開催してきています。12回目を迎える今回のテーマは「お師匠さんの教えをどう生きるか?」です。企画を担当された青木将幸さんからのメッセージをまずお読みください。

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 皆さん、こんにちは。ファシリテーターの青木マーキーです。今年、2023年は僕がファシリテーター事務所を設立して20年になります。この仕事を20年やってきて、ようやく見えてきたこと、感じていること、到達しえた領域ということもあります。しかし、同時に日々迷うこと、失敗すること、苦しむことの連続でもあります。眠れない夜、ふと思うのは「お師匠さんや先輩方から頂いた教えを、自分なりに進めることができているんだろうか?」ということです。

 ファシリテーションの分野における直接的な指導を頂いた先輩や、僕自身の生き方を導いてくださったお師匠さん、さらにそのまた先輩たちが切り開いて来た領域。そのことに感謝しながらも、自分なりに歩み進めたいものです。

 最近出会った問いに「よき祖先であるために、私たちは何ができるだろうか?」があります。これは「お師匠さんの教えをどう生きるか?」とはまた違ったベクトルの問いになっています。将来世代の視点から自分たちを見て、この生き方でいいのかな?と問い合えるステキな問いになっています。
https://wired.jp/2021/11/11/good-ancestors-shokei-matsumoto-interview/

 この問いを教えて下さったのは僧侶の松本紹圭さん。彼が翻訳した書籍『グッド・アンセスター』(ローマン・クルツナリック著, あすなろ書房, 2021年)には、短期思考にとらわれている私たちに長期的な思考をもたらすヒントがつまっています。自らの寺は持たず、現代仏教の可能性を追求する「ひじり」的僧侶である松本さんは、経営塾「未来の住職塾」を開講し、宗派を超えて700人を超える卒業生を輩出するなど、多方面で活躍されています。偉大なるお師匠さんである「ブッダ」の教えを現代日本社会で展開していくための起爆剤となる動きをしているとも言えるでしょう。

 今回の「生と死の共育ワークショップ」では、そんな松本さんと一緒に「お師匠さんの教えをどう生きるか?」の問いに向き合い、それぞれの生きる道を深めてみたいな、と思います。皆さんにとって、大切な教えを下さったお師匠さんや大先輩を思い、自分自身の生き方・あり方を見つめたい方は、ぜひおいで下さい。私たちの動きしだいで、将来の世代に何かしらを残せる可能性や、お伝えできることもあろうかと思います。そのあたりを、ともに模索するワークショップになろうかと思います。
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 読みながらみなさんはどのような「お師匠さん(の教え)」が思い浮かんだでしょうか。そして、その教えをどのように生かしているように,いまの自分を振り返られたでしょうか。秋の京都で共に思索を巡らしてみませんか。

 ご関心ある方はぜひお申し込みください。

■日時:2023年11月23日(木・祝)10時00分〜17時00分
   (9時45分開場/17時30分閉場)

■会場:龍谷大学 大宮キャンパス 東黌(とうこう)202演習室
    https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_omiya.html
   (京都駅から北西に徒歩約10分)

■ゲスト
○松本紹圭さん
 僧侶/Ancestorist。産業僧/株式会社Interbeing代表取締役。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leaders。武蔵野大学客員教授。東京大学哲学科卒、インド商科大学院(ISB)MBA。著書『お坊さんが教えるこころが整う掃除の本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は世界17ヶ国語以上で翻訳出版。翻訳書に『グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか』(あすなろ書房)。noteマガジン「松本紹圭の方丈庵」発行。ポッドキャスト「Temple Morning Radio」は平日朝6時に配信中。Forbes JAPAN(フォーブスジャパン)2023年6月号で、「いま注目すべき「世界を救う希望」100人」に選出。
https://shoukeimatsumoto.com

■ファシリテーター
○青木将幸さん(青木将幸ファシリテーター事務所 代表)
 1976年生まれ、熊野出身。2003年青木将幸ファシリテーター事務所を設立。家族会議から国際会議まであらゆるジャンルの話し合いのファシリテーションが仕事。ライフワークとして出身地である熊野古道の案内や滝行・山伏修行などを行っているが、いずれの師匠にも及ばないと、悩みつつ生きる47才。子どものころの夢は「お坊さんか仙人になること」で、各地のお坊さんやお寺とのご縁を楽しんでいる。
 http://www.aokiworks.net

○川中大輔(シチズンシップ共育企画 代表 / 龍谷大学准教授)
 1980年、神戸生まれ。2001年からファシリテーターとしての仕事を始め、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。現在、同代表。市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを各地で担当している。祖母や知人の死別などを機に、2007年より「生と死の共育ワークショップ」を実施。「わたし」を大切にしながら、社会との関わりをつくっていく「生きかた」を実現するため、「まなぶ・はたらく・しぬ」という行為と社会との関係に関心を持っている。2017年から龍谷大学社会学部専任教員。

■定員:20名(先着順)

■参加費:
 ○一般:10,000円
 ○学生・院生:5,000円
 ○龍谷大学関係者:無料

■申込:以下のウェブサイトよりお申込みください。
    https://deathws12.peatix.com/
 ※申し込み締め切りは11月21日(火)18時までです。締切後の申込みにつきましては,本ウェブサイトの「Contuct us」からお問合せください。

■主催:シチズンシップ共育企画
■共催:青木将幸ファシリテーター事務所
■協力:龍谷大学 川中研究室

<個人情報の取扱い>
記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施においてシチズンシップ共育企画及び青木将幸ファシリテーター事務所が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

<開催予告> 2023年度 主催講座について

シチズンシップ共育企画が主催する「教育ファシリテーター講座」「シティズンシップ教育セミナー」「生と死の共育ワークショップ」等について,2023年度の企画内容が固まりました。正式な募集は今後改めてお知らせいたしますが,ご関心ある方におかれましては,ご予定いただければ,幸いです。

〈教育ファシリテーター講座〉

 ■「『意見は出るけど、つながらない』をどうするか?」

 ・日時:2023年7月22日(土)10時~17時30分

     (開場:9時45分 / 閉場:18時)

 ・場所:龍谷大学 大阪梅田キャンパス(JR大阪駅 徒歩約4分)
 ・ゲスト:
   西村仁志さん(環境共育事務所カラーズ代表,広島修道大学教授)
 ・ファシリテーター:
   川中大輔(シチズンシップ共育企画代表,龍谷大学准教授)
 ・定員:25名
 ・協力:龍谷大学 川中研究室

〈シティズンシップ教育セミナー〉

 ■「改めて『教育』は誰のものか?」

 ・日時:2023年10月29日(日)9時~12時
     (開場:8時45分 / 閉場:12時30分)

 ・場所:オンライン開催
 ・ゲスト:
   藤田美保さん(認定NPO法人コクレオの森理事長)
 ・コメンテーター:
   古田雄一さん(筑波大学助教)
 ・ファシリテーター:
   川中大輔(シチズンシップ共育企画代表,龍谷大学准教授)
 ・定員:30名

〈生と死の共育ワークショップ〉

■「お師匠さんの教えをどう生きるか?」

 ・日時:2023年11月23日(木・祝)10時~17時
     (開場:9時45分 / 閉場:17時30分)

 ・場所:龍谷大学 大宮キャンパス(JR京都駅 徒歩約10分)
 ・ゲスト:
   松本紹圭さん(東京神谷町・光明寺僧侶)
 ・ファシリテーター:
   青木将幸さん(青木将幸ファシリテーター事務所代表)
   川中大輔(シチズンシップ共育企画代表,龍谷大学准教授)
 ・定員:20名
 ・協力:龍谷大学 川中研究室

〈設立20周年記念催事〉

■「これからの『市民』を考えるワークショップ」(仮)
 ・日時:2023年12月2日(土)13時~17時
     (開場:12時30分 / 閉場:17時30分)

 ・場所:龍谷大学 大阪梅田キャンパス(JR大阪駅 徒歩約4分)
 ・内容:市民参加や市民活動,市民教育,社会変革を巡るこれまでの20年間を振り返りつつ,これから20年間の展望について参加者で共に検討していきます。
 ・定員:72名(招待制)
 ・協力:龍谷大学 川中研究室

生と死の共育ワークショップ vol.11 「感染症から考える死と生 〜コロナからの問いにどう応えるか?〜」

新型コロナウイルス感染症は私たちの生活/社会を大きく揺さぶり,その中で戸惑ったり悩んだり,不安に襲われてたりして,改めて「生きること/死ぬこと」についても考えさせられることとなりました。暮らし方や働き方にも大きな変化が訪れて,他者と交わったり関わったりすることについても見つめ直さざるを得ませんでした。

しかし,「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということではないですが,「新しい生活様式」が日常化してくる中で,次第にコロナ禍の日々に感じたことや考えたことが 意識の中で薄らいでいるところもあるのではないでしょうか。

緊急事態宣言が解除されて行動制限が緩和されているとは言え,過去とはなりきっていない,いや,現在進行形である今だからこそコロナ禍で炙り出された思いや問いについて掘り起こせることや,語り合えることがあるでしょう。

当然のことながら,まだまだ生々しいところもあって,整った言葉やまとまった言葉にはならないことも少なくないでしょう。だからこそ,膝を突き合わせて語り,手探りの時間を共にすることに意味があるでしょう。

関心のある方のご参加をお待ちしています。

■日時:2021年11月7日(日)10時〜17時(開場:9時45分)
■会場:清光山 西正寺(尼崎市上坂部3丁目36番8号)(最寄:JR塚口駅徒歩10分)
https://www.facebook.com/seikouzan/
*新型コロナウイルス感染症の感染状況によってはオンライン開催となる場合がございます。

■プログラム:
09:45 開場
10:00 オープニング
10:30
セッション1「コロナからわたしへの問いかけ」
コロナ禍の中で一人ひとりがどのようなこと感じたり気づいたり考えたりしたのかを分かち合いながら,コロナ禍から私たちへの問いかけを明るみに出していきます。

12:00 昼食休憩(各自でおとりください)
13:00
セッション2「わたしから問いかけへの応答」
セッション1で共有されたコロナ禍からの問いかけに対して共に考えを深めていきます。

セッション3「コロナから考える生と死」
2つのセッションのふりかえりをしながら,自由に語り合います。

16:30 クロージング
17:00 終了

■ホスト:
○中平了悟さん(浄土真宗本願寺派 清光山西正寺 住職)
1977年、尼崎市出身。大学院で仏教思想を研究。2004年から10年間、浄土真宗本願寺派総合研究所(研究員)に勤務し、仏教思想の研究と併せて、宗教思想と社会との関わり、仏教教団と社会との関わりに関心をむける。2015年~2018年龍谷大学大学院実践真宗学研究科実習助手として、公共領域で活躍できる宗教者の養成プログラムに関わる。西正寺では、地域に向けた活動として2012年から「西正寺寄席」、2016年からは、「テラからはじまるこれからのハナシ。」、「カリー寺」等を開催する。近年は尼崎地域での地域活動に多く関わる。僧侶としても、研究者としても、地域社会における寺院の活動の可能性を模索している。

○青木将幸さん(青木将幸ファシリテーター事務所 代表)
1976年生まれ、熊野出身。2003年、日本初の会議ファシリテーション専門事務所を設立。家族会議から国際会議まで、あらゆるジャンルの会議ファシリテーションを年間100回のペースで請け負ってきた。が、コロナの影響で、すっかりリアル会議の依頼はキャンセルに。2020年4月1日に「オンライン会議ファシリテーター」として出直すことを決意。すでに100回を超えるオンライン会議のファシリテーションを請け負いつつ、企業・行政・NPO・学校・生協・地域組織などでオンライン会議の導入支援を行っている。 子どものころから「お坊さんか仙人になりたい」と思っていたので、お寺に行けるのは喜び。

○川中大輔(シチズンシップ共育企画 代表)
1980年、神戸生まれ。1998年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動。2001年からファシリテーターとしての仕事を始め、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを各地で担当している。祖母や知人の死別などを機に、2007年より「生と死の共育ワークショップ」を実施。「わたし」を大切にしながら、社会との関わりをつくっていく「生きかた」を実現するため、「まなぶ・はたらく・しぬ」という行為と社会との関係に関心を持っている。2017年からは龍谷大学社会学部専任教員。キリスト教社会福祉の実践支援にも取り組んでいる。

*今回の場を設けて,みなさんをお迎えする三人で公開企画会議を行いました。その模様をYouTubeで限定公開していますので,ご参考までにご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Qn3nukA9_s4

■定員:15名程度(先着順)
■対象:テーマに関心があれば、どなたでも参加できます。
年齢やお仕事、人生経験などは問いません。
■参加費:一般 5,000円,大学生以下 無料
(オンライン実施の場合は無料)

■主催:シチズンシップ共育企画
お問い合わせにつきましては、メールにてお気軽にどうぞ。
info■active-citizen.jp(■を@に置き換えてください)

■共催:青木将幸ファシリテーター事務所
■協力:浄土真宗本願寺派 清光山 西正寺

<個人情報の取扱い>
記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施においてシチズンシップ共育企画及び青木将幸ファシリテーター事務所が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

生と死の共育ワークショップvol.11 「感染症から考える死と生」公開企画ミーティング

■日時:2021年8月5日(木)19時~20時頃
■スピーカー:
 青木将幸さん(青木将幸ファシリテーター事務所代表)
 中平了悟さん(浄土真宗本願寺派 清光山西正寺住職)
 川中大輔(シチズンシップ共育企画代表・龍谷大学准教授)
■観覧方法:
 以下リンクよりYouTubeライブ配信を行います。
 https://youtu.be/Qn3nukA9_s4

 シチズンシップ共育企画では,青木将幸ファシリテーター事務所と共同で「生と死の共育ワークショップ」を2007年から定期的に開催してきました。現在「感染症と死生観」をキーワードに企画を検討し始めているのですが,どのように煮詰めていくかをやりとりしている内に,このプロセスをオープンにしてみようか,という話になりました。
 そこで,この間,本ワークショップの実施に多大なご協力をいただいている中平了悟さん(西正寺住職)も交えての企画ミーティングをオンライン公開いたします。「こうなのかな,どうなのかな…」といったやりとりにはなるでしょうが,「なんかおもしろそうやな」と思われる方,気軽にご視聴ください。

生と死の共育ワークショップ vol.10「<病い>と共に生きるとは?」

 仏教では人生の苦しみを「生・老・病・死」の4つととらえていると聞いたことがあります。生まれ、生きることが苦しみ。老いて体が不自由になる苦しみ。病にたおれ、健康な体から離れる苦しみ。そして、死ぬ苦しみ。
そう考えると、人生は苦しみの連続のようにも捉えられます。なかでも、「病」は、ちょっとした風邪から、不治の病まで、幅広く、私たちの人生に苦しみをもたらすイベントともいえます。

 しかし、病は苦しみのみを持ってくるのでしょうか?私たちのささやかな人生経験から見ても、病は必ずしも悪いものばかり連れてくるわけではないように思います。体調を崩す経験から、今の自分が自分のことをケアできていないことを気づかされたり、家族や身近な友人・知人が大きな病気をしたからこそ、そういう境遇に置かれた人々への気づかいが、より深いものになったりもするでしょう。また、完治することが難しい病に罹ったとき、その病とどう付き合っていくのかを考えることは自分の生き方を見つめ直すことにもなるでしょう。

 今回で10回目を迎える「生と死の共育ワークショップ」は、こうした「病」について考える1日ワークショップを企画しました。皆さん自身が大きな病を経験したり、ご家族がそういう状況にある方はもちろん、病院勤務の方や、これからの人生を健康に生きてゆきたいと感じる方、あるいは風邪など一度もひいたことがない健康そのもののお人まで、幅広い方の参加をお待ちしております。

 会場は、尼崎市にあるお寺をお借りします。かつて、お寺の機能の一つに病院のような働きがあったとも聞いています。今の看護師のようなはたらきをする看護僧という方が居て、病に倒れる方々を支えたという話も興味深いところです。

 当日は、病や病の克服にまつわる書籍を1冊、お持ちいただき、皆でちょっと読み合いたいと思います。野口整体などでは、風邪などの病は、自分の体から悪いものを出すプロセスととらえたりして、急いで治したり、解熱するのはいかがなものか、と捉えたりもするようです。病のとらえかた一つとっても、様々ではないかと思います。

 また、病を通じて感じたこと、今苦しんでいること、気になっていることなどを自由に、かつ深く話せる場を持つことができればとも思います。ちょっと重たいテーマのように感じるかと思いますが、そういうテーマこそ、心ある皆でつどい、よき場で、ともに扱えれば幸いです。

 関心のある方のご参加をお待ちしています。

■日時:2019年2月11日(月・祝)10時〜17時30分(開場:9時45分)
■会場:清光山 西正寺(尼崎市上坂部3丁目36番8号)
    https://www.facebook.com/seikouzan/
    (最寄:JR塚口駅徒歩10分)

■プログラム:
 09:45 開場
 10:00 オープニング
 10:30 セッション1「<病い>を巡る本で語る」
 12:30 昼食休憩(各自でおとりください)
 13:30 セッション2「仏教は<病い>をどう扱っているのか?」
     セッション3「<病い>を語る・聴く」
 16:30 明日からの日常に向けて
 17:30 終了
 18:30頃 懇親会(任意参加)
 21:00頃 解散

■ゲスト:
○中平了悟さん(浄土真宗本願寺派 清光山西正寺 僧侶)
 1977年、尼崎市出身。大学院で仏教思想を研究。2004年から10年間、浄土真宗本願寺派総合研究所(研究員)に勤務し、仏教思想の研究と併せて、宗教思想と社会との関わり、仏教教団と社会との関わりに関心をむける。2015年~2018年龍谷大学大学院実践真宗学研究科実習助手として、公共領域で活躍できる宗教者の養成プログラムに関わる。西正寺では、地域に向けた活動として2012年から「西正寺寄席」、2016年からは、「テラからはじまるこれからのハナシ。」、「カリー寺」等を開催する。近年は尼崎地域での地域活動に多く関わる。僧侶としても、研究者としても、地域社会における寺院の活動の可能性を模索している。

■ファシリテーター:
○青木将幸さん(青木将幸ファシリテーター事務所代表)
 1976年生まれ。熊野出身。環境NGO・A SEED JAPANに関わる傍ら「それぞれの持ち味が発揮される組織づくり」に関心をよせる。95年よりNPO向けの組織運営トレーニングの開発とファシリテーションに関わる。企画会社ワークショップ・ミューで修行期を過ごした後、2003年に青木将幸ファシリテーター事務所を設立。以来、毎年100回ほどのペースで会議・ワークショップ・参加体験型研修の進行役をつとめている。2012年より拠点を東京から淡路島に移し、国生み伝説のある島から日本中に出かける日々を送っている。子どものころから「お坊さんか仙人になりたい」と思い、仏典など読みふける。近年は、羽黒山伏として修験道の修行を展開している。

○川中大輔(シチズンシップ共育企画代表)
 1980年、神戸生まれ。1998年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動。2001年からファシリテーターとしての仕事を始め、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを各地で担当している。祖母や知人の死別などを機に、07年より「生と死の共育ワークショップ」を実施。「わたし」を大切にしながら、社会との関わりをつくっていく「生きかた」を実現するため、「まなぶ・はたらく・しぬ」という行為と社会との関係に関心を持っている。2017年からは龍谷大学社会学部専任教員。キリスト教社会福祉の現場支援にも取り組んでいる。

■定員:15名(先着順)
■対象:テーマに関心があれば、どなたでも参加できます。
    年齢やお仕事、人生経験などは問いません。
■参加費:一般 5,000円,大学生以下 無料

■お申込&お問合せ先
 申込は以下ウェブフォームからお願いいたします。
 https://goo.gl/forms/AVZzOGSXafpmEF083

 お問い合わせにつきましては、メールにてお気軽にどうぞ。
 info■active-citizen.jp(■を@に置き換えてください)

■主催:シチズンシップ共育企画
■共催:青木将幸ファシリテーター事務所
■協力:清光山 西正寺

<個人情報の取扱い>
記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施においてシチズンシップ共育企画及び青木将幸ファシリテーター事務所が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

生と死の共育ワークショップ vol.9「ファシリテーターのあり方に宗教はどう影響しているか?」

 同じ年にファシリテーター事務所を立ち上げた青木将幸さんと私。折に触れてそれぞれの関心を共有して,一緒にワークショップの企画をしたり,プロジェクトを展開してきました。

 今年,「最近どう?」というところから広がったのは,ファシリテーターの「あり方」について。自らの「あり方」を形づくっているものを見つめ直すと,そこにはもちろん「お師匠さん」の影響が色濃くあったわけですが,,同時にそれぞれに異なる形で「宗教(的なもの)」が共通して見えてきました。

 そこで,「ファシリテーターのあり方に宗教はどう影響しているか?」この問いをみなさんに投げかけてみて,率直にどう思うかをやりとりしてみたいなあということとなり,今回の企画に至りました。

 もちろん,信仰を押しつけたり,勧奨することはいたしません。ただ,このやりとりが「あり方」を磨く場にもなるのではないかと期待しています。「おもろそう」と感じられた方やご関心ある方のご参加,心からお待ちしています!

●青木さんからのメッセージ●

僕はもともとお坊さんか仙人になりたかった。

いずれも、今も、僕が理想とするファシリテーター像に近い。ファシリテーションをするときにあつかっているのは人間。小手先の技術うんぬんではなく、そもそも、人間や人類というものをどういう存在として見ているか? が、大きく作用するのがファシリテーション。宗教や信心というのは「私たち人間は、こういうクセとか、弱いところがあるから、こういう安全弁をもっていましょうね」という要素がけっこうある。その宗教なり宗派や教祖や教団が人間をどうとらえ,どう律してゆくべきかがつまっている。だからこそ、宗教や信心がファシリテーションに大きな影響を与えているように思う。で、このたび集うファシリテーターたち自身は、宗教や信心をどうとらえ、どういう影響を受けつつあるかを自覚し、語り合い、それぞれを交わし合おうという企画です。

●川中からのメッセージ●

昨年,僕はクリスチャンとなりました。高校からミッションスクールだったとはいえ,実家は浄土真宗のお寺の檀家ということもあり,友人からは「なんで洗礼を受けたん?」とか「クリスチャンになって,なんか変わった?」としばらくの間,よく質問されることに(…僕はこういうことを聞かれるの全然OKです)。人生の中では大きな決断の一つでもあり,もちろん経緯は色々ありますが,「わたし」が自己・他者・社会をどの視座からどのようなものとして捉えて,どのように関わるのかという,自らの生き方を方向づけているものとして,自分の場合はキリスト教の影響が大きなものとなったからです。ファシリテーションは言ってみれば道具に過ぎないでしょう。その道具を何のために,どのように用いるのか。その問いに対して,自分なりの基軸を練り上げていく際には,宗教でなくても,何らかの信念や思想,哲学が必要となるのではないかと考えています。みなさんの基軸はどう練り上げられていっているでしょうか。青木さんや私も語りますが,いろんな問いを差し出しあえればと思っています。

■日時: 2017年12月9日(土)10時〜17時30分(開場:9時45分)
■場所:清光山 西正寺 (尼崎市上坂部3丁目36番8号)
(最寄:JR塚口駅徒歩10分)

■プログラム:
09:45 開場
10:00 オープニング
10:30 セッション1「宗教や信心をどう捉えているか?」
12:30 昼食休憩(各自ご持参ください)
13:30 セッション2「ファシリテーションにどう影響しているか?」
セッション3「歩みをふりかえり,語りあおう」
16:30 明日からの日常に向けて
17:30 終了
18:30 懇親会(任意参加)
21:00 解散

■ファシリテーター&スピーカー:
○青木 将幸さん(青木将幸ファシリテーター事務所代表)
1976年生まれ。熊野出身。環境NGO・A SEED JAPANに関わる傍ら「それぞれの持ち味が発揮される組織づくり」に関心をよせる。95年よりNPO向けの組織運営トレーニングの開発とファシリテーションに関わる。企画会社ワークショップ・ミューで修行期を過ごした後、2003年に青木将幸ファシリテーター事務所を設立。以来、毎年100回ほどのペースで会議・ワークショップ・参加体験型研修の進行役をつとめている。2012年より拠点を東京から淡路島に移し、国生み伝説のある島から日本中に出かける日々を送っている。子どものころから「お坊さんか仙人になりたい」と思い、仏典など読みふける。近年は、羽黒山伏として修験道の修行を展開している。

○川中 大輔(シチズンシップ共育企画代表)
1980年、神戸生まれ。1998年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動。2001年からファシリテーターとしての仕事を始め,2003年にシチズンシップ共育企画を設立。市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを各地で担当している。高校でミッションスクールに通い,キリスト教と出会う。そこから20年間の求道生活の中でキリスト教が自らの生きかたの基軸となり,2016年に日本基督教団甲子園二葉教会にて受洗。2017年からは仏教系大学である龍谷大学社会学部現代福祉学科の教員に。最近は宗教と現代福祉の結びつきにも関心を寄せている。

■定員:15名(先着順)
■対象:テーマに関心があれば、どなたでも参加できます。
年齢やお仕事、人生経験などは問いません。

■参加費:5,000円

■主催:シチズンシップ共育企画
■共催:青木将幸ファシリテーター事務所
■協力:清光山 西正寺

生と死の共育ワークショップ vol.8「私の「生き方」に影響を与えた「10冊」を語り合おう!

ある本と出会いを通じて、
自分の考え方や動き方、あり方が大きく影響を受けること、
少なくないのではないでしょうか。
書き手の価値観に触れたり、読みながら勝手に対話したり、
本は、自分の小さな世界を大きくしてくれる
おもしろいメディアのひとつですね。
そこでこの度、自らの生き方に影響を与えた「大切な本」を
持ち寄って語り合うワークショップを開催いたします!
「どの本を持って行こうかな」と選び始めるところから、
このワークショップは始まります。
本を介して、自分の生き方を見つめ直したり、
他の方の生き方に触れたりする2日間、
ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています!

■日時:2016年8月27日(土)10時〜17時30分(開場:9時30分)
■会場:シチズンシップ共育企画 図書室「恵知館」
〒661-0965 尼崎市次屋1-2-20ハイツアメニティ2-203

■プログラム
<1日目>
09:30 開場・受付
10:00 セッション1「わたしはどこで本と出会っているか?」
      どのように本を探し、どこで本を選んだり、読んだりしているのか、お気に入りスポットなどを分かち合いながら、まずは自己紹介。
    セッション2「わたしが出会った『10冊』ブックトーク」
      それぞれが自分の「生き方」に影響を与えた本10冊(以内)を紹介しあいます。その「影響」について、丁寧に語りに耳を傾ける時間も。
12:00 昼食休憩
13:00 セッション2の続き
    セッション3「仮設図書館の本を読もう!」
      セッション2で共有された10冊を並べて、仮設図書館をつくり、気になった本を自由に読む時間。
    セッション4「ふりかえり:これからの『生きる』へ」
       最後にふりかえりをして、終了!
17:30 終了
18:00 懇親会(任意参加)
*プログラムは参加者の関心に応じて組み替えていきます。
*進行上、途中参加、途中退出はご遠慮ください。

■対象:テーマに関心があれば、どなたでも参加できます。
年齢やお仕事、人生経験などは問いません。

■定員:10名(先着順です)
■参加費:無料(お茶・お菓子差し入れ歓迎)

■ファシリテーター
◎川中大輔(シチズンシップ共育企画代表)
 1980年、神戸生まれ。01年から一人ひとりの「声と力」が生かされる社会をめざし、市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを全国各地で担当。中高生の頃、「学ぶこと」の面白さを見失っていったのですが、高校の「読書科」という授業で、その面白さを改めて見いだしていくことに。読むことと仕事の結びつきも強くなり、気がつけば、家は本だらけ。共著に『シティズンシップで創る学校の未来』(東洋館出版社, 2015年)、『ソーシャル・イノベーションが拓く世界』(法律文化社, 2014年)など。

■主催:シチズンシップ共育企画

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Vol.8は当初「『お師匠さん』の教えをどう生きるか?」をテーマに2005年に実施予定でしたが,諸事情により開催されませんでした。参考までに用意された広報文を掲載しておきます。

テーマ:「『お師匠さん』の教えをどう生きるか?」

当会では2007年より、自らの「生きかた/死にかた」を見つめ直す、生と死の共育ワークショップを実施しています。第8回目となる今回は、「師匠との出会い」をテーマにして、以下の通り、開催いたします。

みなさんの「お師匠さん」は、誰でしょうか?
「よい師匠」との出会いによって、生き方が大きく動き、拓かれていきます。「よい師匠」との交わりによって、他者や社会、生活や仕事との向き合い方が変わり、そのための技にも磨きがかかります。

「よい師匠」との出会いが未来を拓く。今回のワークショップの企画をするために、青木将幸さんも私(川中)も自らの人生を振り返って、このことを改めて気づくことになりました。
*参考「よい師匠に出会おう!」(青木将幸さん)

そこで、今年の「生と死の共育ワークショップ」では、自分にとって「師匠」は誰だろうか。その教えをこれからの「生き方」にどういかしていこうか。今の「生きかた」を見つめ直した時に、自分が出会うべき「師匠」は誰だろうか。そのことを見つめ直し、考えるひと時を持とうということになりました。

中には「お師匠さん」が既に鬼籍に入られていることもあるでしょう。遺志をどのように継いで、亡くなられた「師匠」とどのように共に生きていくか。そのことに思いめぐらせる時間にもなるでしょう。
せわしない日常から少し離れてみて、自分と他者の声を丁寧に聴き、じっくりと生き方や働き方について思いを馳せる場を共にしませんか。

ちなみに、ワークショップでは、青木将幸さんからご自身の「師匠リスト」と、「若いうちに会っておきたい『お師匠さん』」をお示しいただくことになっています。青木さんの仕事のバックボーンに触れる機会にもなります。

ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています。

■日時:2015年11月7日(土)11時〜8日(日)10時(開場:11/7 10時30分)
■会場:関西学院千刈キャンプ
*JR三田駅(宝塚線・福知山線)より神姫バスまたは阪急田園バス東部行き、羽束川(はつかがわ)下車(約20分)徒歩5分、もしくはJR三田駅よりタクシー約15分

■プログラム
<1日目>
10:30 開場・受付
11:00 セッション1「私の師匠は誰だろう?」
12:30 昼食(各自持参)
13:30 セッション2「私は師匠から何を学んだか?」
17:00 夕の散策
18:00 夕食
19:00 セッション3「師匠の教えをどう生きるか?」
21:00 入浴・情報交換会(任意)・就寝
<2日目>
07:00 朝の散策・朝食
08:30 セッション4「これからの『生きる』へ」
10:00 プログラム終了
*プログラムは参加者の関心に応じて組み替えていきます。

■対象:テーマに関心があれば、どなたでも参加できます。 年齢やお仕事、人生経験などは問いません。
■定員:15名(先着順)

■参加費:一般 15,000円/学生 10,000円(食費・宿泊費を含む)

■ファシリテーター
◎青木将幸(青木将幸ファシリテーター事務所)
1976年、熊野出身。2003年に青木将幸ファシリテーター事務所を設立し、様々な会議や話し合い、ワークショップの進行役として各地をわたり歩いている。娘の出産、知人の死、妻の病など、身の回りに起きる出来事をきっかけに、「生老病死」について、考えを深めたいと思い、関連するワークショップを展開している。2012年3月より淡路島に移住し、大きく生き方を変える。著書に『市民の会議術 ミーティングファシリテーション入門』(ハンズオン!埼玉、2012年)『アイスブレイク・ベスト50』(ほんの森出版、2013年)など。

◎川中大輔(シチズンシップ共育企画)
1980年、神戸出身。2003年に「市民としての意識と行動力」を育む学びの場をつくるシチズンシップ共育企画を設立。全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントに関するワークショップを担当。祖母や知人の死別などを機に、07年より「生と死の共育ワークショップ」を実施。「わたし」を大切にしながら、社会との関わりをつくっていく「生きかた」を実現するため、「まなぶ・はたらく・しぬ」という行為と社会との関係に関心を持っている。共著に『ソーシャル・イノベーションが拓く世界』(法律文化社, 2014年)ほか。

■主催:シチズンシップ共育企画
■共催:青木将幸ファシリテーター事務所

生と死の共育ワークショップ vol.7「死にかける → 生きなおす」

 「いやはや、死ぬかと思ったわ…」、そのような「死にかける体験」をされたことはあるでしょうか。あるいは、近しい方の「死にかける体験」に接しられたことはあるでしょうか。自分や自分に近しい方の「死にかける経験」は、自らの「生きる」を深く問い直す機会になります。

 「自分はなぜ、死なずにすんだのか?」「何をなすために生きているのか?」「これまでのように生きていって、ホンマにええんか。…」
 一度立ちどまって、自分の内なる声と深く出会う時間を持つことが、「自分の時間」を大切にする生き直しへとつながります。しかし、あれもこれもできると器用貧乏になってしまったり、周りからの刺激に反応しているだけで、自分の人生を過ごせていない、ということは少なくありません。

 せわしない日常から少し離れてみて、自分自身の声を丁寧に聴き、じっくりと生と死について思いを馳せる時間を共にしませんか。ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています。

■日時:2014年10月4日(土)10時〜17時
■会場:賀川記念館4階メモリアルホール(神戸市中央区)

■プログラム
 09:30 開場・受付
 10:00 オープニング
 10:10 セッション1「死にかけた経験から何を学んだか?」
 11:10 セッション2「心を鎮めて、自らの生きるを考える」
 12:30 昼食(天国屋カフェ)
 13:30 賀川記念館見学
 14:00 セッション3「自分は何に時間を使っているのか?」
 15:50 休憩
 16:00 ふりかえり
 16:45 派遣のとき
 17:00 プログラム終了
*プログラムは参加者の関心に応じて組み替えていきます。

■対象:テーマに関心があれば、どなたでも参加できます。 年齢やお仕事、人生経験などは問いません。
■定員:15名(先着順)

■参加費:一般 8,000円/学生 6,000円

■ファシリテーター
◎青木将幸(青木将幸ファシリテーター事務所)
1976年、熊野出身。2003年に青木将幸ファシリテーター事務所を設立し、様々な会議や話し合い、ワークショップの進行役として各地をわたり歩いている。娘の出産、知人の死、妻の病など、身の回りに起きる出来事をきっかけに、「生老病死」について、考えを深めたいと思い、関連するワークショップを展開している。2012年3月より淡路島に移住し、大きく生き方を変える。著書に『市民の会議術 ミーティングファシリテーション入門』(ハンズオン!埼玉、2012年)『アイスブレイク・ベスト50』(ほんの森出版、2013年)など。

◎川中大輔(シチズンシップ共育企画)
1980年、神戸出身。2003年に「市民としての意識と行動力」を育む学びの場をつくるシチズンシップ共育企画を設立。全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントに関するワークショップを担当。祖母や知人の死別などを機に、07年より「生と死の共育ワークショップ」を実施。「わたし」を大切にしながら、社会との関わりをつくっていく「生きかた」を実現するため、「まなぶ・はたらく・しぬ」という行為と社会との関係に関心を持っている。共著に『ソーシャル・イノベーションが拓く世界』(法律文化社, 2014年)ほか。

■主催:シチズンシップ共育企画
■共催:青木将幸ファシリテーター事務所

生と死の共育ワークショップ vol.6「何のために宗教はあるのか?」

6年目を迎える、2012年度の生と死の共育ワークショップでは、「宗教」というものに向き合うことにいたしました。

そもそも何のために宗教はあるのでしょう?…豊かな生活のため?社会秩序の維持のため?国家のため?お金儲けのため?

混迷する時代の中で暮らす私たちにとって、宗教や信仰がある意味とは何なのでしょうか?

これらの問いを真っ正面から取り上げて、
仏教とキリスト教という2つの宗教に携わる方のお話しを聞きし、
「何のために宗教はあるのか?」を究めてゆこうと思います。

2日間、せわしない日常から少し離れてみて、
じっくりと死生観について思いを馳せる時間を共にしませんか。
ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています。

■日時:2013年1月26日(土) 13時30分~1月27日(日)17時30分

■会場:浄土宗應典院・大蓮寺

■参加費(宿泊費・食費は含みません):
一般 15,000円 / 学生 10,000円

■対象:
・どなたでも参加できます。信仰の有無、宗派などは問いません。
・自分の生き方/行く末をじっくり考えたい方、ヒューマンサービス分野で活動されている方、「今」を駆け抜けている若者の方には、特にお勧めです。
・2日間通して参加できる方

■定員:15名程度(先着順)

■主催:シチズンシップ共育企画

■共催:大蓮寺・應典院、青木将幸ファシリテーター事務所

生と死の共育ワークショップ vol.5 「私はどう他者の悲しみに寄り添うか?」

死別や喪失の体験をしている他者に対して、傍(かたわら)にいる人に、何ができるというのでしょうか?悲しみを持つ人に、どのように接すのがよいのでしょうか?
東日本大震災で活動したボランティアも、喪失体験を背負った他者と接して、戸惑うことが少なからずあったと言われています。
こうした問いに「寄り添う」という言葉が返ってくることが多いですが、「寄り添う」とは、いったい何をすることなのでしょうか?どう接し、どのように言葉を返すことなのでしょうか?
今回の2日間では、「寄り添うを体験する」などのワークを通じて、参加者みんなで、個々それぞれなりの「悲しみへの寄り添い」を考えていきたいと思います。
この場に関心を抱かれたり、自分にいまこうした場が必要だと思うあなたのご参加を心からお待ちしています。

■日時:2011年10月1日(土) 13時30分~10月2日(日)17時30分
■会場:浄土宗應典院・大蓮寺
(大阪市営地下鉄 谷町九丁目または日本橋駅下車徒歩7分)

■参加費(宿泊費・食費は含みません)
一般 15,000円 / 学生 10,000円
・大蓮寺での宿泊も可能です(4000円追加徴収)。ただし、タオル類は各自ご持参ください。
※9月18日以降のキャンセルは、キャンセル料をいただきます。ご了承ください。(9月18日以降=参加費の50%、WS当日=100%のキャンセル料をいただきます)

■対象
・どなたでも参加できます。年齢、活動分野、経験などは問いません。
・被災地でのボランティア活動経験をお持ちの方、自分の生き方/行く末をじっくり考えたい方、ヒューマンサービス分野で活動されている方、「今」を駆け抜けている若者の方、特にお勧めです。
・2日間通して参加できる方

■定員:15名程度(先着順)

■プログラム
<1日目>
13:00 開場・受付
13:30 オープニング
13:45 セッション1「お互いに出会う」
14:30 セッション2「<悲しみへの寄り添い>を聴く」
15:30 セッション3「<悲しみへの寄り添い>を体験する」
17:30 セッション4「<悲しみへの寄り添い>を語る(1)」
19:00 夕食(任意参加)
20:00 入浴(大蓮寺ご宿泊の方)
21:00 交流会(任意参加)
23:00 散会

<2日目>
06:30 起床
07:00 朝のお勤め
08:00 朝食・宿泊場所のお掃除
09:30 セッション5「<悲しみへの寄り添い>を学ぶ」
12:00 各自自由に昼食
13:30 セッション6「<悲しみへの寄り添い>を語る(2)」
17:00 ふりかえり「明日に向かって」
17:30 プログラム終了

*プログラムは参加者の関心に応じて組み替えていきます。

■ゲスト:
◎秋田光彦さん(浄土宗大漣寺・應典院)
1955年大阪生まれ。1997年にアーツとNPOの拠点・應典院を再建。日本でいちばん若者が集まるお寺として知られる。多様なNPOと協働して、人生の完成期を支援するエンディングサポートを推進。また生前個人墓や身内葬を手掛け、現代の葬送文化に対し積極的な提言を行う。現在、浄土宗大蓮寺・應典院住職。パドマ幼稚園園長。目下の関心は、市民社会とスピリチュアリティの関連とグリーフワークとしての葬送。著書に。『葬式をしない寺』(新潮新書、2011年)、共著に『日本人と死の準備』(角川SSC新書、2009年)、『地域を活かすつながりのデザイン』(創元社、2009年)など。

■ファシリテーター
◎青木将幸(青木将幸ファシリテーター事務所)
ファシリテーター。様々な会議や話し合い、ワークショップの進行役として各地をわたり歩いている。友人のうつ病と死、娘の出産などがきっかけで、人の「生死」や「こころ」のありように目を向けはじめる。お互いに温かく育みあえる関係性の構築に着目し、最近では「人生のワークショップ」「もうひとつの成人式」「女と男のワークショップ」など人生の様々なシーンにまつわるワークショップの開発を試みている。現在、青木将幸ファシリテーター事務所代表。

◎川中大輔(シチズンシップ共育企画)
兵庫県生まれ。98年から市民活動に関わり始め、青少年支援・環境・まちづくり・市民活動支援の活動に参加。01年から、一人ひとりが活きる参加型社会を目指して、全国各地で市民活動や市民教育に関するワークショップのファシリテーターを担当。03年に「市民としての意識と行動力」を育む学びの場をつくるシチズンシップ共育企画を設立。祖母との死別を機にデス・エデュケーションにも関心を持つようになり、07年より「生と死の共育ワークショップ」を展開。「わたし」を大切にしながら、社会との関わりをつくっていく「生きかた」を実現するため、「まなぶ・はたらく・しぬ」という行為と社会との関係に関心を持っている。上智大学グリーフケア研究所非常勤講師なども務める。

■主催:シチズンシップ共育企画

■共催:大蓮寺・應典院、青木将幸ファシリテーター事務所