教育ファシリテーター講座2009【基礎編・中級編・上級編】~やりかた、よみかた、ありかた~

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教育ファシリテーター講座【基礎編・中級編・上級編】
~やりかた、よみかた、ありかた~

【基礎編】2009年7月26日(日)
【中級編】2009年8月1日(土)~8月2日(日)
【上級編】2009年8月3日(月)~8月4日(火)

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会議の場や組織運営はじめ、
教育の場面でもあちこちで耳にするようになった
「ファシリテーション」という言葉。

しかし、そこで言われる
「ファシリテート(促進)する」とは、
一体どんなことを指しているのでしょう?

学びを促進する?、行動や発言を促す?
多様な人格や価値観を持つメンバーに対して、
あなたはファシリテーターとして、
その場にどう関わるか…なかなか難しいところです。

たとえ全く同じプログラムでも、
ファシリテーターによって
その「場」で起こることは大きく変わってきます。

先輩がやっていることを真似しても、
どこか真似しきれない。違和感が出てしまう。
そんな不思議なところがあります。

なぜでしょう?

今年度の教育ファシリテーター講座では、
この「不思議」に注目しつつ、
「基礎編・中級編・上級編」と
段階的に学ぶ場を用意しました!

「ファシリテーションを一から学びたい!」という人は基礎編へ。
自身の腕をさらに磨きたい人は中級編へ。
スキルの「上」を行くのだ!という人は上級編へ。

ご自身の経験や理解度に合わせて
参加プログラムをお選びください。

教育のあり方を変えたい!
ファシリテーションの力を磨きたい!
そんな方のご参加をお待ちしています!!

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<基礎編>
●「ファシリテーションをものにする!」(定員:30名)
●日時:7月26日 (日)10時-17時
●会場:城北市民学習センター (谷町線関根高殿徒歩3分)

テーマは「やりかた」。

「ファシリテーションとは何か?」
「なぜ教育にファシリテーションか?」
「現場で実践する際に求められるスキルは?」

ファシリテーションに関する基本知識からスキルまで。
すぐれた応用実践のための基礎を、
しっかり「もの」にすることを目指します。

●プログラム
09:30  受付
10:00 プログラム開始・オリエンテーション
11:00 ワーク「教育ファシリテーションとは?」
12:00 昼食
13:00 ワーク「なぜ教育にファシリテーションなのか?」
14:00 小講義「教育ファシリテーションの4つの基礎スキル」
15:00 ワーク「プログラムデザイン実習」
16:30 ふりかえり
17:00 終了

●ファシリテーター
川中大輔・鈴木陵(シチズンシップ共育企画)

●参加費:8,000円
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<中級編>
●ファシリテーターの『目』をきたえる!(定員:20名)
●日時: 8月1日 (土)13時 – 8月2日(日)17時
●会場:服部緑地ユースホステル(地下鉄御堂筋線緑地公園下車徒歩15分)

テーマは「よみかた」。

「場の状況を読んで、内容や関わり方を変えた」
実践現場では、そんなセリフが聞かれます。

一見、職人芸的な「場」を読むということは
何をどうすることで可能になるのでしょうか?

プログラムを組みたて実践する
「実習」と「観察」を通して、
「場を読む」ための観察眼を鍛えます。

●プログラム
<1日目>
12:30 受付
13:00 プログラム開始・オリエンテーション
14:00 ワーク「ファシリテーション実習の観察の視点とは?」
15:00 ワーク「ファシリテーション実習」
18:00 夕食
19:00 ワーク「ファシリテーション実習+クリティーキング」
21:00 プログラム終了・入浴
22:00 オプショナルPG「情報交換会」
<2日目>
09:00 ワーク「ファシリテーション実習+クリティーキング」
11:00 講義「観察眼をどうきたえるか?」
12:00 昼食
13:00 ワーク「ファシリテーション20問20答」
14:00 ワーク「ファシリテーション実習+クリティーキング」
16:00 ワーク「現場への学びのテイクアウト」
17:00 終了

●ゲスト
大本晋也(兵庫県教育委員会)
東末真紀(NPO法人神戸まちづくり研究所)
小林健司(NPO法人日本教育開発協会)
三浦一郎(兵庫教育大学大学院)

●ファシリテーター:川中大輔(シチズンシップ共育企画)
●コーディネーター;鈴木陵(シチズンシップ共育企画)

●参加費:20,000円(学割13,000円)(食費・宿泊費を含む)
※宿泊されない方は、2,000円安くなります。
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<上級編>
●ファシリテーションの『マインド』を磨く!(定員:10名)
●日時:8月3日 (月)10時 – 8月4日(火)17時
●会場:大阪市立青少年創造文化ステーション(ココプラザ)(新大阪駅徒歩5分)

テーマは「ありかた」

ファシリテーションの実践にあたって、スキルに劣らず、
場に影響するファシリテーターの特性や価値観。

実習を通じて得られる、
目の前の人や場とどう向き合っているか?
というデータを手がかりに、
ファシリテーター自身の価値観にまで踏み込みます。

ファシリテーションは技より心!
その「心(Mind)」に磨きをかけ、
さらなるステップアップを目指します。

●プログラム
<1日目>
09:30 受付
10:00 プログラム開始・オリエンテーション
11:00 ワーク「ファシリテーション実習+クリティーキング」
12:00 昼食
13:00 ワーク「ファシリテーション実習+クリティーキング」
15:00 ワーク「観察から見えた私の特性は?」
18:00 夕食
19:00 ワーク「ファシリテーション実習+クリティーキング」
21:00 プログラム終了・入浴
22:00 オプショナルPG「情報交換会」
<2日目>
09:00 ワーク「ファシリテーション実習+クリティーキング」
11:00 ワーク「観察データから考える私のファシリテーション観」
12:00 昼食
13:00 ワーク「ファシリテーション実習+クリティーキング」
15:00 ワーク「『私』を磨き上げる方向性とは?」
16:00 ワーク「現場への学びのテイクアウト」
17:00 終了

●ゲスト
大本晋也(兵庫県教育委員会)
東末真紀(NPO法人神戸まちづくり研究所)
小林健司(NPO法人日本教育開発協会)
三浦一郎(兵庫教育大学大学院)

●ファシリテーター:川中大輔(シチズンシップ共育企画)
●コーディネーター;鈴木陵(シチズンシップ共育企画)

●参加費:15,000円(食費・宿泊費を含む)
※宿泊されない方は、2,000円安くなります。
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*以下もよくお読みください!*

●主な対象

<全コース共通>
・学校教員や大学教職員、社会教育施設職員などで
ワークショップ形式の学びの場づくりを
行っている人・行なってみたい人
・教員志望者など、ワークショップ学びたい人
・NPO・ボランティア団体のスタッフ(主に教育プログラムの担当者)
・ファシリテーターを職業としていきたい人

※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。
※営利目的のみの仕事をされている方は
参加をお断りすることがあります。予めご了承ください。

<中級編>
・既に何らかの実践現場をお持ちの方に限ります。

<上級編>
以下の方々に限ります。
・昨年度もしくは今年度の
当会「教育ファシリテーター講座」の中級編受講者
・ファシリテーションの実践経験が3年以上ある方
●参加費に関する注意書き

・中級・上級と連続受講される方については、
8月2日(日)の夜、上級編の宿泊場所となる
新大阪ユースホステルでの宿泊が可能です
(宿泊費+食費:4,000円を追加徴収)

・7月18日以降のキャンセルは、
キャンセル料をいただきます。ご了承ください。
(7/18以降=参加費の50%、講座当日=100%)
●ゲスト・ファシリテーター略歴

○大本晋也さん(兵庫県教育委員会)
兵庫県教育委員会事務局社会教育課主任指導主事兼社会教育係長。1983年県立淡路盲学校勤務を皮切りに、県立高校教員を18年間勤め、その間公民分野でゼミナール形式の授業等も展開。2001年国立淡路青年の家専門職員として3年間勤務。
淡路青年の家では高校生演劇ワークショップ、高校・大学・教員のためのボランティアセミナー等の主催事業を担当。淡路青年の家環境教育プログラム集の作成にも携わった。
現在、兵庫県教育委員会社会教育課に所属。仕事の傍ら神戸大学発達科学部HCセンターの社会人研究員として、ESDの高校生長期ボランティア活動プログラムの開発に携わっている。最近のマイテーマはよりよい協働・連携のあり方を探ること。
兵庫県立加古川南高校・加古川西高校・松陽高校、徳島県教育委員会、鳴門教育大学、山口県ひとづくり財団ほかで実績。

○東末真紀さん(NPO法人神戸まちづくり研究所)
1971生。NPO法人神戸まちづくり研究所職員、NPO法人マザーサポートの会理事。看護師(神戸市中央市民病院)、NPO法人自然スクールトエック職員を経て神戸まちづくり研究所の職員へ。
自然スクールトエックで培った「主体性の尊重」や「自分と他者、環境、地域社会とのつながり方」を生かして、現在は、NPO支援(運営アドバイス、活動団体立ちあげ、政策提言・仕組みづくりなども含む)、中間支援機能を持つ地域拠点の立ち上げ支援やボランティア・コーディネーターの育成、震災学習・まちづくりの研究企画、運営を行っている。

○ 小林健司さん(NPO法人日本教育開発協会[JAE])
NPO法人日本教育開発協会(JAE)学校教育事業部マネージャー。2002年より現団体で教室事業の学習部門の立ち上げに関わり、現在は大阪市内の小中学校と高校、15校(約2000人)に将来の夢や仕事について学ぶキャリア教育を企業などの協力を得ながら運営・コーディネートをしている。

○三浦一郎さん(兵庫教育大学大学院)
1981年、兵庫県姫路市生まれ。関西学院大学卒。NPO法人BrainHumanity副理事長、岩美自然学校ボランティアなどを経て、(財)日本アウトワードバウンド協会のJALTに参加し、野外教育指導者としての道を歩んでいる。現在、シチズンシップ共育企画運営委員・ファシリテーター。当会では、地域の教育資源と学校との教育協働を推進するERC担当事業コーディネーターも務める。
2005年4月より2007年4月まで、岩美自然学校理事・職員。現在、兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程在籍中。(有)アウトドア・エデュケーションセンターのインストラクターも務める。「からだ」を通して、ワークショップや教育を捉える試みを続けている。

○川中大輔(シチズンシップ共育企画)
ファシリテーター。98年から野外教育や不登校児童支援に取り組む市民活動に参加し、(特)BrainHumanity副理事長、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]フェロー、国際青年環境NGO・A SEED JAPAN理事、公益・非営利支援センター東京コーディネーター、(財)大学コンソーシアム京都研究主幹などを歴任。03年にシチズンシップ共育企画を設立し、「市民としての意識と行動力」を育む学びの場づくりに取り組んでいる。(特)まちなか研究所わくわく理事、(財)京都市ユースサービス協会企画委員ほか公職多数。
「学ぶこと」と「社会にかかわること」の両方のおもしろさがわかる「学びのデザイン」について関心を寄せ、01年から全国各地でNPOマネジメント研修や市民教育ワークショップ、行政職員研修等を350本以上担当。2006年には中央教育審議会スポーツ・青少年部会にて招待口頭発表。兵庫県教育委員会、大分県教育庁、徳島県立海部高校、兵庫県立加古川南高校、国立青少年教育振興機構、児童健全育成協会、筑波大学、愛媛大学、同志社大学、総合幼児教育研究会などでもワークショップを実施。
甲南女子大学、大阪樟蔭女子大学、美作大学、岐阜県立森林文化アカデミー非常勤講師なども務める。共著に『学校ボランティアコーディネーション』(筒井書房、2009年)。

○ 鈴木陵(シチズンシップ共育企画)
1987年生まれ。関西学院大学総合政策学部在籍中。高校時代に読んだ本がきっかけで国際協力分野に興味を持ち、大学入学と同時に国際交流・国際協力支援団体CLUB GEORDIEに所属、2008年度には事務局長を務める。開発教育などの参加型の学びの場との出会いをきっかけに、ワークショップなどの場づくりに関心を寄せています。当会では「セルフカルチャープログラム」と「教育ファシリテーター講座」を担当。自身もファシリテーターとしての「あり方」と「やり方」を磨くべく修行中。
●主催:シチズンシップ共育企画