【参加者募集】探究学習を『ほんまもん』にするには?(教育ファシリテーター講座2021)

 新しい学習指導要領が実施されることに伴って,「探究(型の学習)」という言葉を見聞きすることが急増しています。具体的な教育実践や,そのプロセスやツールの紹介も様々なメディアでなされています。探究型の学習の広がりや深まりは,学ぶことの喜びを実感する機会を増やしたり,学ぶことと生きることをより強く結びつけたりしていく可能性を持っているものでしょう。知的好奇心に火がつく機会が増えることも期待しうるものです。

 しかし,現場に身を置き,授業という枠の中で実際に「探究(型の学習)」を進めようとすると,学習者の探究心について,その自由をどこまで受け容れるのか/どのように受け容れるのかなど,学習者の扱う「問い」に対して適切な探究の仕方を示せるのかなど,様々な課題が出てきます。カタチは整っているけれども,「探究っぽい」学びに止まってしまうということも懸念されます。また,子ども・若者に「探究しよう!」と促しているが,果たして自分は本当に探究することの意味を理解し,その楽しさを感じられているのか,探究の仕方を実践的に用いているのかといった問いも出てくることでしょう。

 そこで,今回のワークショップでは,学校における探究学習を「ほんまもん」にしていくために,どのような課題があるのか,そのことを共に洗い出しつつ,具体的な対応についても考えを巡らしてみることといたします。ファシリテーターとしての教員,という考え方はすっかり定着してきておりますが,このことの「難しさ」と向き合うことが今改めて求められているのではないでしょうか。

 多くの方々と共に考えをあたためることを楽しみにしています。みなさまのご参加を心からお待ちしております。

【日時】2021年5月1日(土)13時〜17時
    (開場:12時45分 / 閉場:17時30分)
【形式】Zoomで開催いたします。
     参加申し込みされた方には後日リンクをお送りします。

【プログラム】
 12:45 zoom開室
 13:00 オープニング
 13:20 問題提起「探究学習が『ほんまもん』になるには?」
      三浦一郎さん(姫路市立小学校教諭)

 13:40 セッション1「『ほんまもん』の探究学習に向けての課題は?」
      探究学習を実現していくにあたっての課題を
      参加者のみなさんと出し合っていきます。
 14:40 休憩
 14:50 セッション1の共有
 15:00 セッション2「探究学習を『ほんまもん』にするには?」
      セッション1で出された課題に基づいて
      論点別グループに分かれて対策を考えていきます。
 16:00 休憩
 16:10 セッション2の共有
 16:30 ふりかえり
 17:00 閉会,アフタートーク(任意参加)
 17:30 zoom閉室

 〈ファシリテーター〉
  川中大輔(シチズンシップ共育企画代表・龍谷大学社会学部准教授)

【定員】20名程度
【参加費】無料
【申し込み】
 以下のGoogleフォームよりお申込みください。
 https://forms.gle/JfjbLLApfCk1LnHd8
 ※申し込み締め切りは4月30日(金)18時までです。
  締切後の申込みにつきましては,以下問合せ先にご連絡ください。

【主催】シチズンシップ共育企画
【問合せ先】E-mail: info@active-citizen.jp(担当:川中)

「探究の学びにつながる『ふりかえり』とは?」

第19回 教育ファシリテーター講座
「探究の学びにつながる『ふりかえり』とは?」

 2019年度の「教育ファシリテーター講座」では,「ふりかえり(リフレクション)」をテーマに開催いたします。ゲストには,ご自身も「きのくに子どもの村学園」で学び・育ち,今は母校でプロジェクトを中心にした学習の実践を進めている神野有希さんををお迎えします。
 ご関心ある方のご参加をお待ちしております。この講座の「問い」をめぐる悩みも共有しながら,解決の道筋をこの場で共に考えていきましょう!

■日時:2019年12月1日(日)10時30分〜17時30分(10時15分開場)
■会場:龍谷大学 大阪梅田キャンパス セミナールーム
   https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_osaka.html
   (JR大阪駅 桜橋口から徒歩4分)

■ゲスト:
○神野有希さん(きのくに子どもの村小学校教諭)
 1988年生まれ。小学校4年生から中学校3年生まで、プロジェクト活動を学びの柱とした「学校法人きのくに子どもの村学園」にて学ぶ。農作業や建物づくりなどの活動と、小1~高3までの友だちとの共同生活から多くを学び、中学校を卒業。進学した地元の公立高校で、「教育」や「学校」「学び」に対して違和感を感じ、それらの影響力の強さに恐怖を覚える。「違和感」と「恐怖感」という負のエネルギーから始めた様々な活動をとおし、教育の可能性を感じるようになる。大阪府公立小学校で常勤講師、企業での営業事務職を経て、現在はきのくに子どもの村小学校教員、一般社団法人はらいふ理事。

■ファシリテーター:
○川中大輔(シチズンシップ共育企画代表/龍谷大学講師)
 1980年、神戸生まれ。1998年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。ファシリテーターとして全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを担当している。尼崎などでは行政等と協働して中高生の社会参加プログラムも提供。2017年から龍谷大学社会学部専任教員。2019年から放送大学客員准教授。現在は他に,日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)運営委員・事務局長、(公財)京都市ユースサービス協会企画委員なども務める。

■プログラム:
  10:15 開場
  10:30 オープニング
  10:30 セッション1「どのように『ふりかえり』を促しているか?」
  12:00 昼食休憩
      :持参されるか、近隣のお店を利用して、各自でおとりください。
  13:00 セッション2「神野さんの実践に学ぶ探究への促し」
      セッション3「どのような『ふりかえり』が求められるのか?」
  17:00 クロージング
  17:30 終了
  18:30 懇親会(任意参加)
  21:00 解散

■定員:20名(先着順)
■対象:
 ・ワークショップ形式やPBL型の学びの場づくりを行っている(行ってみたい)人
 ・教育ファシリテーションやワークショップ,シティズンシップ教育,PBLについて学びたい人
 ・学校教員や社会教育施設職員、NPOスタッフで主に教育プログラムを担当される方
 ・一歩上のステージにあがりたいファシリテーターの方
  ※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。

■参加費:一般 5,000円/ 龍谷大学関係者(校友含む) 無料 / 学生・院生 無料
    *当日キャンセルは、100%のキャンセル料をいただきます。ご了承ください。

■お申込: 申込は以下ウェブフォームからお願いいたします!
     https://forms.gle/KKZiK4KYDevdp3pk9

■主催:シチズンシップ共育企画 https://active-citizen.jp/
    ( お問合せ先:info@active-citizen.jp )
■共催:龍谷大学社会学部 川中研究室

<個人情報の取扱い>
記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施において、シチズンシップ共育企画が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

「地域の力が生きてくるPBL型シティズンシップ教育をどう実践するか?」

第2回 シティズンシップ教育セミナー
「地域の力が活きるPBL型シティズンシップ教育をどう実践するか?」
(PBL:Problem/Project Based Learning)

 2019年度の「シティズンシップ教育セミナー」では,地域と連携する形での問題解決プロジェクト学習をキーワードに関する講座を開催いたします。ゲストには,「総合的な学習の時間」を活用して地域の人々の持ち味が生きてくるプロジェクト学習をプロデュースしている公立小学校の教員,三浦一郎さんをお迎えします。
ご関心ある方のご参加をお待ちしております。この講座の「問い」をめぐる悩みも共有しながら,解決の道筋をこの場で共に考えていきましょう!

■日時:2019年11月17日(日)10時30分〜17時30分(10時15分開場)
■会場:龍谷大学 大阪梅田キャンパス 研修室
    https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_osaka.html
   (JR大阪駅 桜橋口から徒歩4分)

■ゲスト:
○三浦一郎さん(姫路市立手柄小学校教諭)
 1981年、兵庫県姫路市生まれ。関西学院大学商学部卒。兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。(財)日本アウトワードバウンド協会の冒険教育指導者養成コース(JALT)修了。NPO法人BrainHumanity副理事長、 NPO法人岩美自然学校職員などを経て、現在は姫路市立手柄小学校教諭、シチズンシップ共育企画運営委員、NHK「総合的な学習の時間」新番組委員会委員。子ども達が探究的に学ぶことのできる場が生まれるよう「総合的な学習の時間」の単元開発に力を注ぐ。

■ファシリテーター:
○川中大輔(シチズンシップ共育企画代表/龍谷大学講師)
 1980年、神戸生まれ。1998年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。ファシリテーターとして全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを担当している。尼崎などでは行政等と協働して中高生の社会参加プログラムも提供。2017年から龍谷大学社会学部専任教員。2019年から放送大学客員准教授。現在は他に,日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)運営委員・事務局長、(公財)京都市ユースサービス協会企画委員なども務める。

■プログラム:
 10:15 開場
 10:30 オープニング
 10:30 セッション1「どのような地域協働PBLを創り出したいか?」
 12:00 昼食休憩
     :持参されるか、近隣のお店を利用して、各自でおとりください。
 13:00 セッション2「三浦さんの実践に学ぶPBLデザイン」
     セッション3「どのように地域協働PBLを展開するか?」
 17:00 クロージング
 17:30 終了
 18:30 懇親会(任意参加)
 21:00 解散

■定員:20名(先着順)
■対象:
 ・ワークショップ形式やPBL型の学びの場づくりを行っている(行ってみたい)人
 ・教育ファシリテーションやワークショップ,シティズンシップ教育,PBLについて学びたい人
 ・学校教員や社会教育施設職員、NPOスタッフで主に教育プログラムを担当される方
 ・一歩上のステージにあがりたいファシリテーターの方
 ※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。

■参加費:一般 5,000円/ 龍谷大学関係者(校友含む) 無料 / 学生・院生 無料
     *当日キャンセルは、100%のキャンセル料をいただきます。ご了承ください。

■お申込:申込は以下ウェブフォームからお願いいたします!
    https://forms.gle/KKZiK4KYDevdp3pk9

■主催:シチズンシップ共育企画
    ( お問合せ先:info@active-citizen.jp )
■共催:龍谷大学社会学部 川中研究室

<個人情報の取扱い>
 記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施において、シチズンシップ共育企画が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

生と死の共育ワークショップ vol.10「<病い>と共に生きるとは?」

 仏教では人生の苦しみを「生・老・病・死」の4つととらえていると聞いたことがあります。生まれ、生きることが苦しみ。老いて体が不自由になる苦しみ。病にたおれ、健康な体から離れる苦しみ。そして、死ぬ苦しみ。
そう考えると、人生は苦しみの連続のようにも捉えられます。なかでも、「病」は、ちょっとした風邪から、不治の病まで、幅広く、私たちの人生に苦しみをもたらすイベントともいえます。

 しかし、病は苦しみのみを持ってくるのでしょうか?私たちのささやかな人生経験から見ても、病は必ずしも悪いものばかり連れてくるわけではないように思います。体調を崩す経験から、今の自分が自分のことをケアできていないことを気づかされたり、家族や身近な友人・知人が大きな病気をしたからこそ、そういう境遇に置かれた人々への気づかいが、より深いものになったりもするでしょう。また、完治することが難しい病に罹ったとき、その病とどう付き合っていくのかを考えることは自分の生き方を見つめ直すことにもなるでしょう。

 今回で10回目を迎える「生と死の共育ワークショップ」は、こうした「病」について考える1日ワークショップを企画しました。皆さん自身が大きな病を経験したり、ご家族がそういう状況にある方はもちろん、病院勤務の方や、これからの人生を健康に生きてゆきたいと感じる方、あるいは風邪など一度もひいたことがない健康そのもののお人まで、幅広い方の参加をお待ちしております。

 会場は、尼崎市にあるお寺をお借りします。かつて、お寺の機能の一つに病院のような働きがあったとも聞いています。今の看護師のようなはたらきをする看護僧という方が居て、病に倒れる方々を支えたという話も興味深いところです。

 当日は、病や病の克服にまつわる書籍を1冊、お持ちいただき、皆でちょっと読み合いたいと思います。野口整体などでは、風邪などの病は、自分の体から悪いものを出すプロセスととらえたりして、急いで治したり、解熱するのはいかがなものか、と捉えたりもするようです。病のとらえかた一つとっても、様々ではないかと思います。

 また、病を通じて感じたこと、今苦しんでいること、気になっていることなどを自由に、かつ深く話せる場を持つことができればとも思います。ちょっと重たいテーマのように感じるかと思いますが、そういうテーマこそ、心ある皆でつどい、よき場で、ともに扱えれば幸いです。

 関心のある方のご参加をお待ちしています。

■日時:2019年2月11日(月・祝)10時〜17時30分(開場:9時45分)
■会場:清光山 西正寺(尼崎市上坂部3丁目36番8号)
    https://www.facebook.com/seikouzan/
    (最寄:JR塚口駅徒歩10分)

■プログラム:
 09:45 開場
 10:00 オープニング
 10:30 セッション1「<病い>を巡る本で語る」
 12:30 昼食休憩(各自でおとりください)
 13:30 セッション2「仏教は<病い>をどう扱っているのか?」
     セッション3「<病い>を語る・聴く」
 16:30 明日からの日常に向けて
 17:30 終了
 18:30頃 懇親会(任意参加)
 21:00頃 解散

■ゲスト:
○中平了悟さん(浄土真宗本願寺派 清光山西正寺 僧侶)
 1977年、尼崎市出身。大学院で仏教思想を研究。2004年から10年間、浄土真宗本願寺派総合研究所(研究員)に勤務し、仏教思想の研究と併せて、宗教思想と社会との関わり、仏教教団と社会との関わりに関心をむける。2015年~2018年龍谷大学大学院実践真宗学研究科実習助手として、公共領域で活躍できる宗教者の養成プログラムに関わる。西正寺では、地域に向けた活動として2012年から「西正寺寄席」、2016年からは、「テラからはじまるこれからのハナシ。」、「カリー寺」等を開催する。近年は尼崎地域での地域活動に多く関わる。僧侶としても、研究者としても、地域社会における寺院の活動の可能性を模索している。

■ファシリテーター:
○青木将幸さん(青木将幸ファシリテーター事務所代表)
 1976年生まれ。熊野出身。環境NGO・A SEED JAPANに関わる傍ら「それぞれの持ち味が発揮される組織づくり」に関心をよせる。95年よりNPO向けの組織運営トレーニングの開発とファシリテーションに関わる。企画会社ワークショップ・ミューで修行期を過ごした後、2003年に青木将幸ファシリテーター事務所を設立。以来、毎年100回ほどのペースで会議・ワークショップ・参加体験型研修の進行役をつとめている。2012年より拠点を東京から淡路島に移し、国生み伝説のある島から日本中に出かける日々を送っている。子どものころから「お坊さんか仙人になりたい」と思い、仏典など読みふける。近年は、羽黒山伏として修験道の修行を展開している。

○川中大輔(シチズンシップ共育企画代表)
 1980年、神戸生まれ。1998年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動。2001年からファシリテーターとしての仕事を始め、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを各地で担当している。祖母や知人の死別などを機に、07年より「生と死の共育ワークショップ」を実施。「わたし」を大切にしながら、社会との関わりをつくっていく「生きかた」を実現するため、「まなぶ・はたらく・しぬ」という行為と社会との関係に関心を持っている。2017年からは龍谷大学社会学部専任教員。キリスト教社会福祉の現場支援にも取り組んでいる。

■定員:15名(先着順)
■対象:テーマに関心があれば、どなたでも参加できます。
    年齢やお仕事、人生経験などは問いません。
■参加費:一般 5,000円,大学生以下 無料

■お申込&お問合せ先
 申込は以下ウェブフォームからお願いいたします。
 https://goo.gl/forms/AVZzOGSXafpmEF083

 お問い合わせにつきましては、メールにてお気軽にどうぞ。
 info■active-citizen.jp(■を@に置き換えてください)

■主催:シチズンシップ共育企画
■共催:青木将幸ファシリテーター事務所
■協力:清光山 西正寺

<個人情報の取扱い>
記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施においてシチズンシップ共育企画及び青木将幸ファシリテーター事務所が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

「西川正さんと考える『参加の場のつくりかた』」日程・会場等変更のお知らせ

 今週末に台風24号が西日本に接近することが予報されていることから,本講座は29日のみの1日開催と内容変更することとなりました。あわせて,会場や参加費,プログラムも以下の通り変更いたしましたので,ご確認いただきますよう,お願いいたします。

■日 時:2018年9月29日(土)11:00〜17:30(開場:10時30分)
■場 所:龍谷大学 深草キャンパス 和顔館 306教室
     https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/fukakusa.html
■参加費:一般 5,000円 / 龍谷大学関係者 無料 /学生・院生 無料
■内 容:10:30 開場
     11:00 オープニング「お互いを知ろう」
     12:00 昼食
     13:00 セッション1「西川さんはどう場をつくるか?つくらないか?」
     15:30 セッション2「西川さんと一緒に何を考えたいか?」
     17:00 クロージング「学びを私の現場にもちかえる」
     17:30 終了
■備 考:台風接近に備えて,交通機関の計画的運休が発表された場合,終了時間を繰り上げる可能性がございます。お含みおきください。

なお,この変更によって参加が可能となられた方のご参加も歓迎いたします(以下URLご参照ください)。
https://www.facebook.com/events/272808310180458/

青木将幸さんとの対談企画 「『深い学び』を促すファシリテーションはいかにして可能か?」

 「学校の外での学びの場のファシリテーションと,学校の中での学びの場のファシリテーションとの間に違いはあるか?」と聞かれれば,基盤となる力や大切にする考え方では,そこまで大きく変わることはないと私は答えるでしょう。
 ところが,学校外で編み出された技法や培われた考え方を学校教育の中の様々な場での実践で応用していくとなると,学校外で行なっていたようにはうまくいかないことも少なくないでしょう。中等教育でも高等教育でもそれぞれに「難しさ」があります。
 その「難しさ」と格闘しつつ理念を保持して,「学校教育」を組み換えていく動きを作り出せる時もあれば,その「難しさ」の中でで理念を徹底できずに,「学校教育」に組み込まれていく動きを生み出してしまう時もあります。長らく学校外のフィールドをメインとしてきた私自身,「なかなかうまくはいかへんなぁ」とボヤくこと,多々です。
 そのような中,同世代のファシリテーターとして盟友の一人でもある,青木将幸さん(マーキーさん)がこの度,『ファシリテーションを学校に!』(ほんの森出版,2018年)
という本を公刊されました。これは「ええタイミングや!」ということで,出版記念企画としてマーキーさんとの対談イベントを実施することにいたしました。ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています!(川中大輔)

■日 時:2018年10月9日(火)18時30分~20時30分(開場:18時15分)
■場 所:龍谷大学 大宮学舎 東黌 202教室
https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/omiya.html

■登壇者:
○青木将幸さん(青木将幸ファシリテーター事務所代表)
 1976年生まれ。熊野出身。環境NGO・A SEED JAPANに関わる傍ら「それぞれの持ち味が発揮される組織づくり」に関心をよせる。1995年よりNPO向けの組織運営トレーニングの開発とファシリテーションに関わる。企画会社ワークショップ・ミューで修行期を過ごした後、2003年に青木将幸ファシリテーター事務所を設立。以来、毎年100回ほどのペースで会議・ワークショップ・参加体験型研修の進行役をつとめている。2012年より拠点を東京から淡路島に移し、国生み伝説のある島から日本中に出かける日々を送っている。

○川中大輔(龍谷大学社会学部講師/シチズンシップ共育企画代表)
 1980年、神戸生まれ。1998年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。2001年からファシリテーターとして全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを担当している。大学コンソーシアム京都研究主幹、立命館大学共通教育推進機構嘱託講師などを経て,2017年より龍谷大学社会学部専任教員。現在は他に日本シティズンシップ教育フォーラム運営委員・事務局長、サービス・ラーニング・ネットワーク運営委員、(公財)京都市ユースサービス協会企画委員なども務める。

■内 容:
 18:15 開場
 18:30 チェックイン
 18:45 トークセッション
     ・青木さんは新著で何を訴えたかったのか?
     ・<ふみこみ>と<ふかみ>の壁にどう立ち向かうか?
     ・コミュニケーションの「減速」をどういざなうか?など
 19:45 全体セッション
 20:15 チェックアウト
 20:30 終了

■定 員:20名(先着順)
■対 象:テーマに関心ある方はどなたでも歓迎いたします!
■参加費:2,000円 / 龍谷大学関係者 無料 / 学生 無料

■主催:龍谷大学川中研究室
■共催:シチズンシップ共育企画

■お申込&お問合せ先
 申込は以下ウェブフォームからお願いいたします!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeshAlymDcjHlGDNjUOFpA9RPG9vChJmWBzRwcfFw6yI_nOJw/viewform?c=0&w=1

 お問い合わせにつきましては、メールにてお気軽にどうぞ。
 info@active-citizen.jp

<個人情報の取扱い>
記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施において、龍谷大学川中研究室及びシチズンシップ共育企画が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

「西川正さんと考える『参加の場のつくりかた』〜「お客様」をうまない仕組みと働きかけとは?〜」

話し合いの場にせよ,学びや創作の場にせよ,「参加型」で進められている場で,プログラムが終了したら,さーっと波が引くように参加者の方々が帰路について,後片付けはスタッフだけがしているということ,珍しくないことでしょう。セッションの合間に設けられる休憩中に「お茶コーナー」でお湯や飲み物が切れたら,「なくなってるよー」と言われて,スタッフが「あっスイマセン!」と謝りつつダッシュして,サービス提供者のようになっていること,これも時折見かけられる光景です。

みんなの「参加」はプログラム中に限られ,その時間以外は参加モードがパチンとオフになって,気がつけば「お客さま」状態になってしまう(主催者がそのように「させている」とも言えます)。「そら当然かな」と考えるところもありつつ,「うーん…何かちゃうねんなぁ」と違和感を抱く時もあります。「かといって環境づくりに参加を強要するのも違うしなぁ」とも思えば,場への参加度や貢献度で張り合っている光景を見れば「ゲゲゲ」とも思います。

もっと自然な形で,それぞれの「したい」を大切にしながら,みんなの参加が実現する場づくりはどうすればいいのだろうか。そのような問題意識が出たところで「これは西川さんや!」とゲストが確定し,今年のファシリテーター講座の企画が固まりました。

西川さんは著書『あそびの生まれる場所』(ころから,2017年)の中で以下のように綴られています。

「いかに『お客さん』にしないか,この場をつくる当事者になってもらうか,ということが,ポイント。その場にいる人への働きかけ,いわゆる『ボランティアコーディネーション』があれば,場の雰囲気はあたたまり,人はつながっていく。」(p.119)

確かに西川さんがプロデュースする場でのエピソードは,「場の雰囲気があたたまり,人がつながっていく」話がいっぱい。(その裏にはものすごい試行錯誤や四苦八苦もあるでしょうが)

そこで,二日間じっくりと時間をかけて,この西川さんの「働きかけ」のワザとマインドをしっかりと学びつつ,西川さんと一緒に「これからの場づくり」について考えていく場を設けます。ファシリテーターの方だけではなく,コーディネーションの活動や仕事をされている方や公共施設の運営管理をされている方など,ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています!

■日 時:2018年9月29日(土)11時~9月30日(日)17時(開場:10時30分)
■場 所:大阪府羽衣青少年センター 視聴覚室
http://www.osaka-yha.or.jp/osakakokusai/

■ゲスト:
○西川正さん(特定非営利活動法人ハンズオン埼玉理事)
学童指導員、出版社、NPO支援センター事務局長などを経て、2005年、特定非営利活動法人ハンズオン埼玉を設立。毎年数千人が参加する「おとうさんのヤキイモタイム」キャンペーンや、東北福島から埼玉の避難者に向けた月刊誌『福玉便り』の発刊など、市民参加型のまちづくりのプロデュースに関わる一方で、まちづくりや子育て支援にかかわる研修などで講師やファシリテーターとして活動。朝日新聞『天声人語』(2017.10.19)、NHK『課題解決ふるさとグングン』(2018.3.4)などでとりあげられる。2011年〜14年、恵泉女子学園大学特任准教授。現在、大妻女子大学、埼玉大学、武蔵大学等で非常勤講師。特定非営利活動法人あげお学童クラブの会副代表理事、特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会理事等。日本コミュニティ七輪学会会長。著書に『あそびの生まれる場所 「お客様」時代の公共マネジメント』(ころから刊)。

■ファシリテーター:
○川中大輔(シチズンシップ共育企画代表)
1980年、神戸生まれ。1998年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。2001年からファシリテーターとして全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを担当している。尼崎市などで行政等と協働して中高生の社会参加プログラムを提供。2017年より龍谷大学社会学部専任教員。現在は他に日本シティズンシップ教育フォーラム運営委員・事務局長、NPO法まちなか研究所わくわく理事、(公財)京都市ユースサービス協会企画委員なども務める。

■プログラム:
<1日目>
10:30 開場
11:00 オープニング「お互いを知ろう」
12:30 昼食
13:30 セッション1「西川さんはどう場をつくるか?つくらないか?」
16:00 セッション2「西川さんと一緒に何を考えたいか?」
18:00 夕食
19:00 セッション3「西川さんの歩みに耳を傾ける」
21:00 プログラム終了・入浴
22:00 オプショナルPG「情報交換会」
<2日目>
09:00 開場
09:30 セッション4「私はどう場をつくるか?つくらないか?」
12:00 昼食・自由時間
13:30 セッション6「場づくりを自由に語ってみる」
15:30 セッション7「学びを私の現場にもちかえる」
16:45 クロージング
17:00 終了

■定 員:25名(先着順)
■対 象:
・ワークショップ形式の場づくりを行っている(行ってみたい)人
・ファシリテーションやワークショップについて考えたい人
・西川さんと会ってみたい,話してみたい人
・学校教員や社会教育施設職員、NPOスタッフで主に参加型プログラムを担当される方
※年齢や活動分野,所属などは問いません。

■参加費(食費・宿泊費を含む)
20,000円(学生12,000円)
*10月7日(金)以降のキャンセルは、キャンセル料を申し受けます。ご注意ください。
(発生日以降=参加費の50%、講座当日=100%のキャンセル料を申し受けます)
*宿泊されない方は、2,000円安くなります。

■主催:シチズンシップ共育企画

■お申込&お問合せ先
申込は以下ウェブフォームからお願いいたします!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeaxNzQQb4GH4iZrSQHnUc0nP3qG6Jmee0UZ2BAebhiLwbI1Q/viewform?c=0&w=1

お問い合わせにつきましては、メールにてお気軽にどうぞ。
事務局メールアドレス(担当:川中)
info@active-citizen.jp

 

<個人情報の取扱い>
記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施において、シチズンシップ共育企画が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

「はじめて学ぶシティズンシップ教育 ~今さら聞けない?今だから聞きたい!シティズンシップ教育の基礎知識~」

「シティズンシップ教育って何やねん?…ってか市民(性)」って何やねん?」そう思われる方,当然まだまだ大半だと思っています。2003年にシチズンシップ共育企画を立ち上げた時はシチズンショップ?時計売りに来たんか?それともシチズンさんの社会貢献部門?」とか真顔で聞かれたこともありました。

しかし,その頃からすれば,シティズンシップという言葉も,シティズンシップ教育や主権者教育という言葉も,かなり広まってきたなぁと感じています。(もちろんまだごく一部の世界ですが)例えば,尼崎では2016年に施行された「尼崎市自治のまちづくり条例」の中で「シチズンシップ」という言葉がキーワードの一つとして使われています。

そのような中で,「何となく理解して使っているんだけど実はキチンと理解しているわけではないんよね。かといってガッツリ専門書を読み漁るのも難しいしなぁ〜」といった声を聞くことがあり,私も未熟者ですが,「改めてシティズンシップ教育とは?」を学ぶ場を設けようかと思った次第です。

尼崎で1日,「基礎固め」をする時間を持ちませんか。ゲストには昨年度に長野県飯田市の公民館に出向された尼崎市職員の桂山さんをお迎えします。社会教育/学校教育の実践から,社会参加の実践を通じたシティズンシップの発揮の取組まで,幅広く学ぶ機会としたいと思います。

ご参加をお待ちしております!!

■日 時:2018年9月2日(日)10時~16時30分(開場:9時45分)
■場 所:尼崎市中小企業センター 502研修室
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/map/1000375/1000391/1000476.html

■講師:
○川中大輔(シチズンシップ共育企画代表/龍谷大学社会学部講師)
1980年、神戸生まれ。1998年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。2001年からファシリテーターとして全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを担当している。尼崎市などで行政等と協働して中高生の社会参加プログラムを提供。2017年より龍谷大学社会学部専任教員。現在は他に日本シティズンシップ教育フォーラム運営委員・事務局長、NPO法人わかもののまち理事、(公財)京都市ユースサービス協会企画委員なども務める。

■ゲスト:
○桂山智哉さん(尼崎市役所職員)
H21~26年、よしもとクリエイティブ・エージェンシーで漫才師・ピン芸人として活動し、baseよしもと」、「5upよしもと」などの劇場に出演。キングオブコント準々決勝進出などを果たす(NSC32期卒)。平成26年に尼崎市役所に入庁。福祉事務所適正化推進担当、大庄地域振興センターを経て、2017年度は長野県飯田市竜丘公民館に派遣出向し、2018年度から武庫公民館に勤務。業務時間外の活動として、自主研修グループ「夜カツ」、「ファシリ部」、「元漫才師公務員のお笑い行政講座」、「わららぶ」「わろてら!」などに取り組む。

■プログラム:
09:45 開場
10:00 セッション1「『市民』になるとは?」
11:30 セッション2「シティズンシップ教育とは?」
12:30 昼食
13:30 セッション3「シティズンシップ教育の実践とは?」
16:00 クロージング「わたしの『市民としての成長』を描く」
16:30 終了

■定 員:20名(先着順)
■対 象:テーマに関心ある方はどなたでも歓迎いたします!
■参加費:3,000円 / 学生 無料

■主催:シチズンシップ共育企画

■お申込&お問合せ先
申込は以下ウェブフォームからお願いいたします!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe1rx0SEODy48iOh_N7EKoYxX64cduzhah-JY__h1_FZs1gNQ/viewform?c=0&w=1

お問い合わせにつきましては、メールにてお気軽にどうぞ。
事務局メールアドレス(担当:川中)
info@active-citizen.jp

<個人情報の取扱い>
記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施において、シチズンシップ共育企画が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

教育ファシリテーター講座2017「ファシリの判断(ジャッジ)に斬り込む!」

ここ数年は「やりかた」と「ありかた」を統合する学びを意識して、毎年テーマを変えて開催している「教育ファシリテーター講座」、今年は以下の通り、「判断(ジャッジ)」に焦点をあてて行います。

ファシリテーターとして、学びの場や話し合いの場づくりに臨む時、様々な判断を求められることがあります。

本番中は、一人ひとりの感情の動きや興味関心のありか、グループの成長度合いといった参加者の状況と、その場の目的/目標や与えられている時間といった諸条件との間で、ファシリテーターが判断を迫られることは少なくありません。時には、参加者の間で起こった(起こりそうな)葛藤や対立とどう向き合って、関わっていくかでも、判断を下すことになります。

本番前でも、そもそも自らにやってきた依頼をどのように受けとめるか、企画内容をどうブラッシュアップするか、考えさせられることもあるでしょう。

そうした大小の判断をつぶさに見つめ直してみたり、他のファシリテーターと比べてみたりすると、自分が何に価値をおいて、どのような軸を持っているのかが見えてきます。

では、そこで浮かび上がってくる価値観と、「私」はどのように付き合っていくことが望ましいでしょうか。学びほぐす必要もあれば、礎にキチンと据え直す必要もあるでしょう。

今回の教育ファシリテーター講座では、自他の「判断」に斬り込みながら、ファシリテーターとしての「ありかた」を左右している価値観に接近し、個々に磨きをかけていく方向性を探ります。

ゲストには、私にとって「お師匠さん」の一人にあたる長尾文雄さんをお招きします。長年のご経験を通じて得られた学びに関する語りに耳を傾ける一時ももうけて、みなさんと一緒に味わえればとも考えています。

ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています!また、ご関心ありそうな方に広報いただければ、幸いです。よろしくお願いいたします。

■日 時:2017年10月14日(土)10時〜17時30分(開場:9時45分)
■会場:賀川記念館4階 メモリアルホール (神戸市中央区吾妻通5-2-20)(JR・阪急・阪神・地下鉄 三ノ宮駅 徒歩15分)

■プログラム:
09:45 開場
10:00 オープニング
10:30 セッション1「私が判断を求められた場面は?」
12:30 昼食休憩
:持参されるか、館内のカフェをご利用して、各自でおとりください。
13:30 セッション2「私の判断の軌跡から見える『私らしさ』とは?」
セッション3「こんなとき、あなたはどう判断する?」
17:00 クロージング
17:30 終了
18:30 懇親会(任意参加)
21:00 解散

■ゲスト:
○長尾文雄さん(フリーランス)
1940年生まれ。関西学院大学文学部卒。関西学院大学職員、関西いのちの電話事務局長、聖マーガレット生涯教育研究所(SMILE)主任研究員等を経て、現在フリーランス。大阪女学院大学・短期大学非常勤講師、社団法人好善社理事、NPO法人ブレーンヒューマニティー理事、LLCチーム経営アドバイザーなどを兼務。ラボラトリー・トレーニング(Tグループ・トレーニング)を基本にボランティア養成、青少年指導者養成、傾聴ボランティア養成などの教育実践活動、援助専門職養成およびスーパービジョンを行なう。

■ファシリテーター:
○川中大輔(シチズンシップ共育企画代表/龍谷大学講師)
1980年、神戸生まれ。98年から野外教育や不登校児童支援、環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、03年にシチズンシップ共育企画を設立。01年からファシリテーターとして全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを担当している。尼崎はじめ複数地域では行政等と協働して中高生の社会参加プログラムも提供。2017年より龍谷大学社会学部専任教員。NPO法人神戸まちづくり研究所理事、(公財)京都市ユースサービス協会企画委員なども務める。

■コーディネーター:
大本晋也さん(国立淡路青少年交流の家所長)
東末真紀さん(神戸大学学生ボランティア支援室ボランティアコーディネーター)
三浦一郎さん(姫路市立手柄小学校教諭)

■定 員:20名(先着順)
■対 象:
・ワークショップ形式の学びの場づくりを行っている(行ってみたい)人
・教育ファシリテーションやワークショップについて学びたい人
・一歩上のステージにあがりたいファシリテーターの方
・学校教員や社会教育施設職員、NPOスタッフで主に教育プログラムを担当される方
※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。

■参加費:一般 8,000円/学生 5,000円
※9月30日以降のキャンセルは、キャンセル料をいただきます。ご了承ください。
(9月30日以降=参加費の50%、WS当日=100%のキャンセル料をいただきます)

■主催:シチズンシップ共育企画

教育ファシリテーター講座2016「『葛藤』にどう関わるか? 」

異なる考えや思いが出されているのに、その違いを吟味して、話し合いを深めていく展開にならず、むしろ葛藤の起こりを感知して
「色々な考えがあっていいですね」と並列することにとどまり、その場をやり過ごしているとき、あなたはどのように関わるでしょうか。

あるいは、異なる考えや思いが衝突して、
その結果で話し合いが混沌状態や膠着状態に陥ったとき、
あなたはどのように関わるでしょうか。

安心して「やりとり」できる場となり、
参加者が自らの考えや思いを自由に出し合っていけば、
異なるところから葛藤が生じることは当然のことです。

その葛藤を回避すれば、
深い理解や納得度の高い合意をつくることは難しいでしょう。
とはいえ、いたずらに対立を煽れば、
場の安心の風土が損なわれて参加者の声は小さくなったり、
ともすれば、空中分解してしまいかねません。

ファシリテーターとしては、
この葛藤をどう扱うのかは難所でもあり、
腕が試されるところです。

対立の回避でも、対立の炎上でもなく、対話の創造を。
そう言うのは簡単なことですが、実際には相当に難しいことです。
正直私もうまくいったり、いかなかったりです。

そこで、今年の教育ファシリテーター講座では、
この「葛藤への関わり(介入)」をテーマとして、
共に探究する場を設けることといたしました。

ゲストには、人間関係トレーニングのワークショップや
各所での話し合いの場のファシリテートをされており、
私自身も多くを学んでいる先輩方をお迎えいたします。

具体的な場面に照らして「こんな時はどうする?」と
検討と試行をくりかえしていくプログラムになります。

ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています!

川中大輔拝

■日 時:2016年10月22日(土)11時〜10月23日(日)17時
■場 所:大阪市立青少年センター(KOKO PLAZA)
(新大阪駅徒歩5分)

■プログラム:
<1日目>
10:30 開場
11:00 オープニング・セッション「お互いを知る」
12:30 昼食
13:30 セッション1「葛藤の体験を共有する」
15:00 セッション2「葛藤への関わりを試して・観る(1)」
18:00 夕食
19:00 セッション3「長尾さんの歩みに耳を傾ける」
21:00 プログラム終了・入浴
22:00 オプショナルPG「情報交換会」
<2日目>
09:30 開場
10:00 セッション4「葛藤への関わりを試して・観る(2)」
11:30 セッション5「私の介入スタイルをふりかえる」
12:30 昼食
13:30 セッション6「葛藤への介入の指針と方法を学ぶ」
15:30 セッション7「学びを私の現場にもちかえる」
16:45 クロージング
17:00 終了

■ゲスト:
○長尾文雄さん(フリーランス)
1940年生まれ。関西学院大学文学部卒。関西学院大学職員、関西いのちの電話事務局長、聖マーガレット生涯教育研究所(SMILE)主任研究員等を経て、現在フリーランス。大阪女学院大学・短期大学非常勤講師、社団法人好善社理事、NPO法人ブレーンヒューマニティー理事、LLCチーム経営アドバイザーなどを兼務。ラボラトリー・トレーニング(Tグループ・トレーニング)を基本にボランティア養成、青少年指導者養成、傾聴ボランティア養成などの教育実践活動、援助専門職養成およびスーパービジョンを行なう。

○山本智也さん(大阪成蹊大学教育学部教授)
1986年、神戸大学教育学部卒業後、家庭裁判所調査官(補)として、少年非行や家庭の様々な紛争に関わる調査に携わる。1999年、大学に籍を移し、家族支援や臨床教育学の領域で、人と人とが関わりあうことに焦点を当てた研究活動に取り組んでいる。2012年からは、大阪府吹田市立子育て青少年拠点夢つながり未来館(愛称ゆいぴあ)の館長として地域における青少年支援、子育て支援の実践にも携わっている。主な著書としては『非行臨床から家庭教育支援へ』などがある。また、家族内コミュニケーションや家族に対する支援に関する講演なども多数。博士(臨床教育学)・家族心理士。

■ファシリテーター:
○川中大輔(シチズンシップ共育企画代表)
1980年、神戸生まれ。98年から青少年支援、環境、まちづくり、市民活動支援のNPOに参加し、03年にシチズンシップ共育企画を設立、現在、同代表。01年から全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを担当(年90本程度)。現在は日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)事務局長、NPO法人神戸まちづくり研究所理事なども務める。同志社大学・立命館大学・甲南大学・甲南女子大学・大阪樟蔭女子大学・国立明石高専にて非常勤講師。共著に『ソーシャル・イノベーションが拓く世界』(法律文化社, 2014年)など。

■コーディネーター:
大本晋也さん(国立淡路青少年交流の家所長)
東末真紀さん(神戸大学学生ボランティア支援室ボランティアコーディネーター)

■定 員:20名(先着順)
■対 象:
・ワークショップ形式の学びの場づくりを行っている(行ってみたい人)
・教育ファシリテーションやワークショップについて学びたい人
・一歩上のステージにあがりたいファシリテーターの方
・学校教員や社会教育施設職員、NPOスタッフで主に教育プログラムを担当される方
※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。

■参加費(食費・宿泊費を含む)
20,000円(学生15,000円)
*10月7日(金)以降のキャンセルは、キャンセル料を申し受けます。ご注意ください。
(発生日以降=参加費の50%、講座当日=100%のキャンセル料を申し受けます)
*宿泊されない方は、2,000円安くなります。

■主催:シチズンシップ共育企画