新年のご挨拶「『まとまらない声』が現れる場」

 明けましておめでとうございます。
2026年の年頭に当たり,謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

 対話とは複数人で粘土遊びをしているようなものではないかと最近考えています。対話の場では,誰かが発した「まとまらない声」を受けとめた人が「それって,こういうこと?」「いや,こういうことじゃない?」「あの人の話とつながるんじゃないかな?」とやりとりして,願い/思い/考えを明らかにしながら,全体に組み込んでいくことが起こります。このような光景は,粘土をみんなで集めたりこねたりして,土の固まりから思いもよらない形を出現させる流れと重ね合わせられるように思われます。

 多くの話し合いの場では,伝わるように整えられた「まとまった声」を発することが求められます。そうすれば確かに効率的になります。しかし,「まとまらない声」の中には,新たな道を見いだす手がかりが含まれている場合があります。既定の枠からはみ出している部分がまとまらなさを生んでいることがあるからです。「まとまらない声」を発話者が独りでまとめるだけではなく,場全体でまとめあげることも選択肢に入れることで,グループの可能性はより一層発揮されていくでしょう。

 大切なことを話し合う時には,「まとまらない声」が現れる場となる態度/余裕/工夫が求められるのではないでしょうか。粘土遊びは試行錯誤の過程に楽しさが詰まっています。その楽しさを味わう感覚で対話に臨むことができる人物をこれからも育んでいきたいものです。

2026年 元旦
シチズンシップ共育企画
代表 川中 大輔

【参加者募集】「NPOと大学教員のパラレルキャリアを考える vol.4」

NPOと大学教員のパラレルキャリアを考える vol.4
山口洋典さん公開インタビュー

==社会を変える複線キャリアの可能性を探る==

 川中大輔(シチズンシップ共育企画/関西学院大学)と西村仁志(環境共育事務所カラーズ/広島修道大学)による、年末恒例となってきた「NPOと大学教員のパラレルキャリア」トークセッション。今年も12月26日に開催します。
 
 NPOの実践と大学での教育・研究・社会連携を両立し、二つのキャリアを往復しながら社会を変える人材は、まだ多いとは言えません。しかし、その可能性は確実に広がっています。
 
 では、NPOで積んだ経験は大学でどう生きるのか?
 反対に、大学での研究や教育はNPO活動に何をもたらすのか?
 そして、この複線キャリアは社会にどんな新しい価値を生み出しうるのか?
 
 この問いを探究するため、2023年にvol.1を開催。企画者の予想を超える反響があり、翌年はvol.2として赤澤清孝さん(大谷大学/元ユースビジョン代表)、vol.3として平尾順平さん(広島市立大学/ひろしまジン大学代表理事)を迎え、公開インタビューを行ってきました。
 
 今回のゲスト、山口洋典さんは、大学在学中に経験した阪神・淡路大震災でのボランティア活動を契機にNPOの世界へ。地域通貨「おうみ」や学生インターンシップなど市民セクターの多彩な取り組みを担い、その後「日本でいちばん若者が集まるお寺」として知られる大阪・天王寺の應典院で主幹として活動。「地域ネットワーク型」の社会教育・文化拠点として注目されていた同寺院の動きに新たな広がりをもたらしたことで知られています。それらの実践経験を土台に、現在は立命館大学共通教育推進機構教授として教育研究・社会貢献の両立を追求。大学とNPOをつなぐキャリアの体現者として、その歩みはとても示唆に富んでいます。

 3人それぞれの立場から、「NPOと大学の二つのキャリアがどう連動し、新たな社会をつくるのか」を深掘りします。

 次世代に示す「新しい学びとキャリアの可能性」についても一緒に考えましょう。

【日時】2025年12月26日(金)18時30分~21時

    (開場:18時15分 / 閉場:21時15分)

【会場】キャンパスプラザ京都 6階 立命館大学 講習室(京都駅 徒歩5分)

    https://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access

【参加費】無料(要事前申込)

【対象】本企画にご関心ある方々
    –こんな方におすすめ
    •NPOでの活動と大学での仕事とのに結びつきに興味がある方
    •大学教育やキャリア形成について考えている学生や院生、社会人
    •NPOと連携する教育の可能性を探っている研究者や教育者
    •NPOスタッフや関係者でキャリアの新たな選択肢を模索している方

【プログラム】
  1.オープニング
    :趣旨説明と山口さんの自己紹介
  2.メイントークセッション
    :山口さんのキャリア背景、大学教員への道

    :NPOでの経験が大学教育にどのように活かされているか
    :大学での経験がNPOでの実践にどのように活かされているか
    :パラレルキャリアが社会に与える影響
  3.Q&Aセッション
    :会場からの質問に山口さんが回答
  4.クロージング
    :山口さん・インタビュアーからのまとめとメッセージ

【ゲスト】

◎山口洋典(立命館大学共通教育推進機構教授)
 静岡県磐田市生まれ。立命館大学在学中に、阪神・淡路大震災を経験。震災のボランティア活動を通じてNPOの活動に関わり始める。卒業後、財団法人大学コンソーシアム京都に勤務しインターンシップ事業等に従事する。大学院在学中に、特定非営利活動法人きょうとNPOセンターの設立に参加。2002年より大阪大学大学院人間科学研究科ボランティア人間科学講座(地域共生論)博士後期課程にて、コミュニティ・シンクタンクの展開におけるグループ・ダイナミックスを研究。博士(人間科学)の学位を取得。2004年には上町台地からまちを考える会の事務局長。2006年日本でいちばん若者が集まるお寺として有名な大阪・天王寺にある浄土宗應典院の主幹に就任。〈気づき、学び、遊び〉をコンセプトとした地域ネットワーク型寺院として「呼吸する、お寺」としての劇場空間にて展開される各事業の統括責任者として、地域に開かれた寺院の実践に取り組む。2006年10月には同志社大学大学院総合政策科学研究科助教授・准教授、立命館大学准教授を経て、2020年より同大学教授。
 
 立命館大学サービスラーニングセンター 

【進行・インタビュアー】
◎川中大輔(シチズンシップ共育企画代表 / 関西学院大学人間福祉学部専任講師)

 神戸生まれ。青少年支援や環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。現在、同代表。全国各地で市民教育や若者の参加、協働まちづくりやNPOマネジメントのワークショップを担当している。2013年に日本シティズンシップ教育フォーラムを多くの方々と共に設立。同運営委員・事務局長を経て、現在はマネジメントスタッフ(事務局担当)。(財)大学コンソーシアム京都研究主幹、立命館大学共通教育推進機構嘱託講師(サービスラーニング担当)、龍谷大学社会学部講師・准教授、放送大学客員准教授などを経て、2025年から関西学院大学人間福祉学部社会起業学科専任教員。NPO法人神戸まちづくり研究所理事、こども家庭庁こども家庭審議会専門委員なども務める。

 シチズンシップ共育企画
 関西学院大学 教員紹介(川中大輔)

◎西村仁志(環境共育事務所カラーズ代表 / 広島修道大学人間環境学部教授)

 京都YMCA職員として勤務ののち、1993年に環境教育の専門事務所「環境共育事務所カラーズ」を開業。市民、行政、企業等の環境教育、パートナーシップの現場の企画とプロデュースに携わる。同志社大学大学院総合政策科学研究科准教授(2006-2011)を経て、2012年より広島修道大学人間環境学部に勤務。

 環境共育事務所カラーズ
 広島修道大学 西村仁志研究室

【申込方法】
事前申し込みをお願いします。
      以下のURLからお申し込みください
      
https://forms.gle/3JQ5YcZqx2HGyCcp8

【主催】シチズンシップ共育企画・環境共育事務所カラーズ

【参加者募集】「障害者の社会参加に結びつくシティズンシップ教育を考える」 (シティズンシップ教育セミナー2025)

 社会的障壁によって,いわゆる「障害者」と呼ばれる人々は,社会参加の難しさに直面させられることがあります。それでは,どのような社会的障壁を,どのように取り除いたり,その壁を低くしたりすることが求められるのでしょうか。

 また,障害がないとされている人々が,そうした社会的障壁を除去して「共に過ごしたい」という思い/考えを抱くにはどういうプロセスが求められるのでしょうか。

 いまだ市民参加の場においても,シティズンシップ教育の場においても,障害者との協同が十分に進んでいるとは残念ながら言えません。

 それでは,障害のある/ないにかかわらず,市民性を共に育んでいったり,市民性を共に発揮していったりするには,どういった場づくりを,どのような構えで進めていけば良いのでしょうか。

 その方向性を見いだしていくため,今回は社会福祉法人一麦会(和歌山県)の方々の実践に学びます。
 https://muginosato.jp/

 支援者からのみならず,当事者からも話題提供いただき,それぞれの見え方/感じ方をかけ合わせながら,本セミナーの問いに向かっていくことにします。

 当然ながら,障害のある/ないに起因する不平等は解消されなければなりません。その際,「しなければならない」という義務的な発想からではなく,多様な人々の交わりがもたらす価値を感じて「やってみたい」という心弾むところかの発想で取り組まれる実践を創り出していきたいものです。

 ご関心ある方のご参加をお待ちしています。

【日  時】2025年11月30日(日)10時00分〜12時00分
      (9時45分開場/12時15分閉場)

【開催形態】オンライン:Zoomミーティングルームにて
      (参加申込いただいた方には後日リンク先をお送りします)

【ゲスト】
◉尾方千春さん(社会福祉法人一麦会 ゆめ・やりたいこと実現センターコーディネーター)
 愛知県出身。管理栄養士資格習得後、イギリスへと渡り、知的障害施設での勤務・ボランティア経験などをしながら計5年間ほど滞在。日本で自身の経験を活かせる職場を探して各地を回り、地域おこし協力隊として和歌山県紀の川市へ。2年目のときに、現在働いている山﨑邸を拠点に「ゆめ・やりたいこと実現センター」がスタートし、連携協議会委員に。任期終了後は一麦会職員・コーディネーターとして障害のある人たちの学校卒業後の学び・交流できる場づくりなどを、地域と連携しながら行っている。和歌山県社会教育委員会議委員。和歌山県立図書館協議会委員。

◉ゆめ・やりたいこと実現センターの現場に関わっている障害のある方
 「ゆめ・やりたいこと実現センター ~学び合う そして 創り合う~」の紹介
 社会福祉法人一麦会は、2018年8月に文部科学省学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業を受託。それ以降、和歌山県紀の川市粉河・古民家山﨑邸を拠点に、障害のある人が学校を卒業してからも、好きなことや得意なことを新しく見つけ、それぞれの「ゆめ」や「やりたいこと」を実現できる場づくりをサポートしています。「夕刻のたまり場」「やりたいこと講座」「つぶやきサポート」「逸材発掘・人材バンク」を4つの柱にして活動をし、障害のある・なしに関わらず共に学び、生きる共生社会の実現を地域のみなさんと目指し、広げる取り組みをしています。
 <ゆめやりHP>https://yume-yaritaikoto.jpn.org

◉湯浅雄偉さん(社会福祉法人一麦会)
 静岡県立大学在学時に、色々と手を出してキャリア形成やユースワークをテーマにする学生団体で活動。4年次に休学し、シチズンシップ共育企画で長期インターンシップを経て、静岡でも若者エンパワメントの活動に邁進、自分がエンパワメントされてないことに気づく。その後、コミュニティワーク研究実践センター(北海道月形町)で生活困窮者・ホームレス支援を通じたまちづくり活動に取り組むうちに、自分が何度も救われる。
 現在、社会福祉法人一麦会megluck(メグリュック)にて、主任指導員。アートと農業の仕事づくりに取り組む。遊びと学び、仕事の境界が崩される日々。他に、静岡県立大学「地域未来づくりフェロー」、非常勤講師少数

【コメンテーター】
◉東末真紀さん(シチズンシップ共育企画シニアフェロー)
 神戸市中央市民病院、NPO法人自然スクールトエックやNPO法人神戸まちづくり研究所の職員、神戸大学学生ボランティア支援室ボランティアコーディネーター、NPO法人コミュニティ事業支援ネット職員を歴任。NPO職員時代は「主体性の尊重」を軸に、青少年育成のための野外活動、指導者養成、NPO支援、地域拠点立ち上げ、住民主体の復興まちづくりの支援などに従事。大学では学内だけにとどまらずボランティアを行う学生団体とともに現場に出かけ、双方ともに豊かになれるような関係の構築に力を入れた。

【ファシリテーター】
◉川中大輔(シチズンシップ共育企画代表/関西学院大学専任講師)
 神戸生まれ。青少年支援や環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。現在,同代表。(財)大学コンソーシアム京都研究主幹、立命館大学共通教育推進機構嘱託講師、龍谷大学社会学部講師・准教授、放送大学客員准教授を経て、2025年から関西学院大学人間福祉学部専任教員。市民による社会イノベーション実践に関心を寄せながら,若者の社会参画(を通じた能動的市民性の涵養)と協働まちづくりの推進、NPOのマネジメント支援に取り組んでいる。

【プログラム】
 09:45 zoom開室
 10:00
   ・オープニング・チェックイン
   ・セッション1「障害のある・なしに関わらず共に学び、生きる実践に学ぶ」
          (ゲストの方々からの話題提供と質疑応答)
   ・セッション2「ゆめやりから考えるインクルーシブなシティズンシップ教育」
          (コメンテーターからのコメント,全体での意見交換)
   ・チェックアウト・クロージング
 12:00 閉会,アフタートーク(任意参加)
 12:15 zoom閉室

【定員】30名程度(先着順)
【対象】テーマに関心ある方はどなたでも歓迎いたします!
【参加費】無料

【申込】以下のウェブサイトよりお申込みください。
    https://forms.gle/x7Cz81fUx83iWTZq7
    ※申し込み締め切りは11月28日(金)18時までです。
     締切後の申込みにつきましては,ウェブサイトの「お問合せ」からご連絡ください。

【主催】シチズンシップ共育企画

<個人情報の取扱い>
 記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施においてシチズンシップ共育企画が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。

共編著『民主的社会をつくるシティズンシップ教育』刊行

日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)監修/北山夕華・古田雄一・川口広美・斉藤仁一朗・川中大輔編『民主的社会をつくるシティズンシップ教育』(ナカニシヤ出版,2025年7月)がこの度、刊行されました。編者の一人として企画・編集に関わると同時に、「民主主義とシティズンシップ教育の現在地から」を古田雄一さんとの共著で担当いたしました。詳しくナカニシヤ出版ウェブサイトの紹介ページをご覧ください。

共編著『新・学生のためのボランティア論』刊行

赤澤清孝・川中大輔・野尻紀恵編『新・学生のためのボランティア論』(大阪ボランティア協会, 2025年1月)がこの度、刊行されました。編者の一人として企画・編集に関わると同時に、「ボランティアと社会デザイン–私たちはどういう社会を目指すのか?」「SDGsとボランティア」(いずれも単独執筆)「刊行にあたって」(赤澤清孝さん・野尻紀恵さんとの共同執筆)を担当いたしました。詳しく大阪ボランティア協会ウェブサイトの紹介ページをご覧ください。

新年のご挨拶「『理解すること』の困難から逃げない」

明けましておめでとうございます。
2025年の年頭に当たり,謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

 「必ずしも共感したり同意したりする必要はない。理解すればよい。」主義主張を異にしている他者との関わりについて,そのように説かれることがあります。しかし,「理解すること」は容易ではありません。考えが異なっていく道筋を明らかにすることができても,他者がその道筋をなぜ歩むようになったのかはなかなか見えにくいからです。
 私たちの社会では分派化/分極化が進み,自らにとって異見を持つ人々との溝は広がり深まるばかりです。理解を求めて接近すれば,刺々しいやりとりに陥ることも少なくありません。そうすれば,「理解すること」への諦めや敵愾心が生じてしまいます。
 敵対的なコミュニケーションへと踏み外してしまわないためには,どうすれば良いのでしょうか。互いに理解し難いことを認めながら,議論につながらないような共同作業に何かしら取り組むことで関係性を断ち切らないことがまず求められるように思われます。関係性が温まっていく過程で,理解不可能性を生み出しているものを共に探っていく営みへと開かれていく可能性があるのではないかと考えるからです。
 隔たりのある人々の間で「関係性ののり代」となる共同作業の機会をいかに豊かに創造できるか。この課題に取り組む市民の働きを考えていきたいものです。

2025年 元旦
シチズンシップ共育企画
代表 川中 大輔

【参加者募集】「NPOと大学教員のパラレルキャリアを考える vol.2」

NPOと大学教員のパラレルキャリアを考える vol.2
赤澤清孝さん公開インタビュー

==社会を変える複線キャリアの可能性を探る==

2024年12月25日、「NPOと大学教員のパラレルキャリア」をテーマにしたトークセッションを開催します。本イベントでは、NPOの活動と大学の仕事を両立する「パラレルキャリア」の可能性を掘り下げ、その価値と課題について考えます。

産業界や行政の人々がその経験を生かして専任教員や特任教員として大学での教育・研究・社会連携に関わることはもはや珍しいことではありません。しかし、NPOはじめ市民セクターの人々はまだ限られているように思われます。それでは、NPOでキャリアを積み重ねた人々が大学に深く関わることには、NPOでの活動にとって/大学での仕事にとって、どのような意味が見出せるのでしょうか。

その意味を探究していくとっかかりとして、昨年、シチズンシップ共育企画×龍谷大学の川中大輔と、環境共育事務所カラーズ×広島修道大学の西村仁志によるトークセッションを行いました。企画者の想定を超える大きな反響(!?)を呼び、継続的に考えていく動きへと後押しを得ました。

そこで今年は、大谷大学の赤澤清孝さんをお迎えし、西村・川中の2名がインタビュアーとして、公開インタビューを行うこととなりました。赤澤さんは「きょうと学生ボランティアセンター(後のユースビジョン、現在は解散)」等での活動を経て大学教員へと転身し、現在は教育研究と社会貢献の両立を追求されています。3人それぞれの視点や経験を通じて、NPOと大学の二つのキャリアがどのように連動しているのかを考えていきます。そして、次世代に新しい学びやキャリアの可能性を示せるのかを探っていきします。
社会と教育の架け橋となる「パラレルキャリア」の魅力と課題を、一緒に考えてみませんか?

【日時】2024年12月25日(水)18時30分~21時
    (開場:18時15分 / 閉場:21時15分)
【会場】キャンパスプラザ京都 6階 龍谷大学 講習室(京都駅 徒歩5分)
    https://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access

【参加費】無料(要事前申込)

【対象】本企画にご関心ある方々
    –こんな方におすすめ
    •NPOでの活動と大学での仕事とのに結びつきに興味がある方
    •大学教育やキャリア形成について考えている学生や院生、社会人
    •NPOと連携する教育の可能性を探っている研究者や教育者
    •NPOスタッフや関係者でキャリアの新たな選択肢を模索している方

【プログラム】
  1.オープニング
    :趣旨説明と赤澤さんの自己紹介
  2.メイントークセッション
    :赤澤さんのキャリア背景と転身のきっかけ
    :NPOでの経験が大学教育にどのように活かされているか
    :大学での経験がNPOでの実践にどのように活かされているか
    :パラレルキャリアが社会に与える影響
  3.Q&Aセッション
    :会場からの質問に赤澤さんが回答
  4.クロージング
    :赤澤さん・インタビュアーからのまとめとメッセージ

【登壇者】
◎赤澤清孝(大谷大学社会学部准教授)
 1974年兵庫県生まれ。立命館大学大学院政策科学研究科修士課程修了。政策科学修士。2000年NPO法人きょうと学生ボランティアセンター(後のユースビジョン。現在は解散)設立、代表就任(〜2021年)。2004年NPO法人きょうとNPOセンター事務局次長(~2007年)。2007年IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]客員研究員(~2010年)。2010年NPO法人edge事務局長(~2013年)。2014年大谷大学文学部専任講師、2016年同大学准教授(現在に至る)。
 大谷大学 教員紹介

◎川中大輔(シチズンシップ共育企画 代表/龍谷大学社会学部准教授)
 1980年,神戸生まれ。青少年支援や環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。現在,同代表。全国各地で市民教育や若者の参加、協働まちづくりやNPOマネジメントのワークショップを担当している。(財)大学コンソーシアム京都研究主幹、立命館大学共通教育推進機構嘱託講師(サービスラーニング担当)などを経て、2017年から龍谷大学社会学部専任教員。2019年度から2023年度、放送大学客員准教授。こども家庭庁こども家庭審議会専門委員なども務める。
  シチズンシップ共育企画
  龍谷大学 教員紹介 川中大輔

◎西村仁志(環境共育事務所カラーズ 代表/広島修道大学人間環境学部教授)
 京都YMCA職員として勤務ののち、1993年に環境教育の専門事務所「環境共育事務所カラーズ」を開業。市民、行政、企業等の環境教育、パートナーシップの現場の企画とプロデュースに携わる。同志社大学大学院総合政策科学研究科准教授(2006-2011)を経て、2012年より広島修道大学人間環境学部に勤務。
  環境共育事務所カラーズ
  広島修道大学 西村仁志研究室

【申込方法】
 事前申し込みが必要です。以下のURLからお申し込みください
 https://forms.gle/fTKkmqBppj46DQj26

【主催】シチズンシップ共育企画・環境共育事務所カラーズ
【協力】龍谷大学社会学部 川中研究室

共編著『社会デザインをひらく』刊行

中村陽一監修/志塚昌紀・川中大輔・菅井薫・川田虎男編著『社会デザインをひらく』(ミネルヴァ書房, 2024年11月)がこの度、刊行されました。編者の一人として企画・編集に関わると同時に、「社会的排除に抗うコミュニティ・デザイン–居場所とエンパワメント」「多文化共生と市民教育–社会意識と自己認識の脱植民地化に向けて」(いずれも単独執筆)「おわりに」(志塚昌紀さん・菅井薫さんとの共同執筆)を担当いたしました。詳しくミネルヴァ書房ウェブサイトの紹介ページをご覧ください。

共編著『コミュニティ・デザイン新論』刊行

新川達郎監修/川中大輔・山口洋典・弘本由香里編『コミュニティ・デザイン新論』(さいはて社, 2024年9月)がこの度、刊行されました。編者の一人として企画・編集に関わると同時に、「共生社会を先導する市民性とは?」(単独執筆)、「対談–難問に向き合っていくために」(新川達郎さん・弘本由香里さんとの共同執筆)、「あとがき」(山口洋典さんとの共同執筆)を担当いたしました。詳しくはさいはて社ウェブサイトの紹介ページをご覧ください。

*本書は2025年6月15日,第23回日本NPO学会賞優秀賞を受賞しました。日本NPO学会賞とは、日本のNPO/NGO、ボランティア、フィランソロピーなど、民間非営利活動に関する研究及び活動成果のうち、特に優れたものに対して授与され、一層の研鑚を奨励することが目的とされています。(2025年6月追記)
https://www.janpora.org/award/index.html

【参加者募集】「『したいことがよく分からないんですけど…』という声にどう応えるか?」 (教育ファシリテーター講座2024 )

 シチズンシップ共育企画が主催する教育ファシリテーター講座、今年度のテーマは「『したいことがよく分からないんですけど…』という声にどう応えるか?」てす。

 学びの形が変わる中、学校教育の場でも「何をしたいの?」という問いかけが頻繁に若者に向けられるようになっています。その中で、「えっ…そう言われても…」と戸惑う若者が少なくありません。中には「したいこと」が曖昧としていても、「それっぽい」ことを言ってすり抜けて進学/就職してしまうことも見受けられます。しかし、その場合、その先の場(それは大学であったり仕事場であったり)で「結局、何したいの?」という問いかけを再び突きつけられて行き詰まっている姿に接することもあります。

 これは誰しもが避けられないことですが、「何かすること」に追われて、「自分をじっくりとふりかえる機会」を設けられていないことも一因でしょう。それでは「自分をじっくりとふりかえる機会」はどのように設ければいいのでしょう。ここを今年度の教育ファシリテーター講座では主に扱います。

 もちろん、すべての行為の前に明確な動機や意思、問題意識があることを前提としていること自体に問題もあり、そのことをどう織り込んでいくのかも考える必要があります。

 このテーマを掲げたときに、真っ先に思い浮かんだゲストが西川正さんでした。西川さんだったら「したいことがよく分からないんですけど…」とつぶやく若者とどのように対話を進めるんだろう?これはお招きして聞いてみないと!と思った次第です。

 西川さんの関わりにも学びつつ,「自分をじっくりとふりかえる機会」をどう設けていけばいいのか、参加者のみなさんと一緒に見出していければと考えています。
 ご関心ある方々のご参加をお待ちしています。

【日時】2024年10月14日(月・祝)10時~17時
    (開場:9時45分 / 閉場:17時30分)
【場所】龍谷大学 大阪梅田キャンパス(JR大阪駅 徒歩約4分)
    https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_osaka.html

【プログラム】
 09:45 開場
 10:00 オープニング
 10:30 セッション1「『したいこと』をどう見いだしていったか?」
  「したいこと」が浮かび上がってきたり、見えにくくなったりしたのは、どのような時だったのか、その時々にどのような関わりが助けになったか、自らの人生をふりかえりつつ、テーマへの導入を進めます。

 12:00 昼食休憩
 13:00 セッション2「自分をじっくり振り返る機会をどうつくるか?」
  セッション1での気づきやゲストからの話題提供も踏まえつつ、参加者同士の対話を通じて、自己内省を促す関わりについて実践的に考えていきます。

 15:30 セッション3「みんなの疑問にみんなで答える」
  ここまでのセッションを踏まえて、湧き出てきた疑問/課題について参加者全員で意見交換を進めていきます。

 16:30 ふりかえり
 16:50 クロージング
 17:00 閉会,アフタートーク(任意参加)
 17:30 閉場
 *適宜休憩を含みます。時間はあくまで目安です。

【登壇者】
 ■ゲスト:
 ○西川 正さん(NPO法人ハンズオン!埼玉 副代表理事 / 真庭市立中央図書館 館長)
 「人生せっかくだから」が座右の銘。保育所・学童保育保護者会、小学校PTA、民生委員など地元でさまざまな活動にかかわるなかで、「めんどくさい」地域の魅力に気づく。「あそび/遊ぶ」をキーワードに人の暮らし方、人の関わり方を考察中。大妻女子大学、立教大学等で非常勤講師。NPO法人あげお学童クラブの会相談役。生協パルシステム埼玉理事。日本コミュニティ七輪学会会長。カブリモノ研究家ほか。元恵泉女学園大学特任准教授。2022年4月より岡山県真庭市立中央図書館館長を兼務。著書に『あそびの生まれる場所~「お客様」時代の公共マネジメント』(ころから, 2017年)、『あそびの生まれる時〜「お客様」時代の地域コーディネーション』(ころから, 2023年)。

 ■ファシリテーター:
 ○ 川中大輔(シチズンシップ共育企画 代表 / 龍谷大学 准教授)
 1980年神戸生まれ。青少年支援や環境問題、まちづくり、社会事業家支援のNPOで活動し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立。全国各地で市民教育や若者参画、協働まちづくりやNPOマネジメントのワークショップを担当している。2017年から龍谷大学社会学部専任教員。現在はNPO法人わかもののまち理事なども務める。共編著に『コミュニティ・デザイン新論』(さいはて社, 2024年)、『社会デザインをひらく』(ミネルヴァ書房, 2024年近刊)、『多文化共生のためのシティズンシップ教育実践ハンドブック』(明石書店, 2020年)ほか。

【定員】20名(先着順)

【参加費】
 ○一般    5,000円
 ○学生・院生 1,000円
 ○高校生以下   無料
 ○龍谷大学関係者 無料

【申し込み】
 以下のウェブサイトよりお申込みください。
 https://edufacil2024.peatix.com
  ※できる限り、10月10日(木)正午までにお申込ください。
   締切後の申込みにつきましては,以下問合せ先にご連絡ください。
   <問合せ先>info■active-citizen.jp(■を@に変えてください)

【主催】シチズンシップ共育企画
【協力】龍谷大学 川中研究室

<個人情報の取扱い>
 記載の個人情報は本セミナーの実施および今後の催事実施においてシチズンシップ共育企画が利用します。個人情報は目的の範囲内で利用するとともに適切な方法で管理し、法令上の特段の事情がない限り、本人の同意なしに第三者への目的外での開示・提供はいたしません。