教育ファシリテーター講座2006-参加型学習のデザイン-

「アタマに残り、こころに届く学びを促す」

ファシリーテーションやワークショップといった言葉が、
新しい学びや成長のキーワードとして、定着しました。

学校教育やNPOが行なう教育プログラムでも
学びの場を「参加型」にしようと様々な取り組みが展開されています。

しかし、学校からもNPOからも次のような声を聞く機会が増えてきています。

「ワークショップやファシリテーションについて学んでみたい!
けれども、どこから学びだせばいいんだろう…」

「これまで、何となくやってきたファシリテーションについて、
一度、基礎から学びなおしてみたいなぁ…」

先生が「教え込む」のではなく、参加者が「学び取る」ことを促す、
そうした教育ファシリテーションは、
単に「参加の機会」を提供すればいいだけではありません。

同じようなテーマでも、進め方やファシリテーターの場のあり方によって、
その成果は大きく異なってきます。

今回の講座では、プログラムデザインの考え方、
教室のレイアウトといった事前準備の部分から
実際のファシリテーターが参加者の何を観察し、
どういう働きかけを行なうべきなのかといった本番中のスキル、
ファシリテーターの心構えやあり方といったメタスキルまで、
教育ファシリテーションを「もの」にするための基礎を学びます。

基礎をきちんと習得することで、ぐっと良い実践が導かれるものです。

今回の研修は、講師もファシリテーターも
日本全国の様々な参加型学習の場で実践経験を積んでいます。
明日からのファシリテーションにつながること、間違いなしです。

「参加型学習」で「いまの教育を変えたい」と思う
皆さんの参加をお待ちしています。

■日時
2006年8月5日(土)14時~6日(日)17時

■会場
[研修]
大阪市立青少年創造文化ステーション(ココプラザ)

[宿泊]
新大阪ユースホステル (→研修会場と同じ建物内です)

■参加費 20,000円(食費、宿泊費を含みます)
・プログラムの進行上、途中参加、途中退出はご遠慮ください。
・お申込み後、お申し込みを受理した旨のご連絡(参加要項)をお送りします。
・7月22日以降のキャンセルは、キャンセル料を申し受けます。ご注意ください。
(7/22以降=参加費の50%、8/5当日=100%のキャンセル料を申し受けます)
※宿泊されない方は、\17,000-となります

■対象
・学校教員でワークショップ形式の授業を行なってみたい人
・学校教員志望者でワークショップについて学びたい人
・NPOスタッフで、教育プログラムの進行や企画を行なっている人
・ファシリテーターを職業としていきたい人
※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。
※営利目的のみの仕事をされている方は参加をお断りすることがあります。
予めご了承ください。

■定員 25名
(定員となりしだい、締め切りとさせていただきます。
お早めにお申し込みください)

■プログラム
<一日目・5日>
13:30 受付
14:00 プログラム開始・オリエンテーション
15:00 セッション1「教育ファシリテーションとは?」
16:30 セッション2「よき学びの場への参加を通じて学ぶ」
18:00 夕食
19:00 セッション3「ファシリテーション実習」
20:00 セッション4「教育ファシリテーションの理論」
21:00 プログラム終了、入浴 + オプション:交流会

<二日目・6日>
09:00 オプショナル・プログラム
10:00 セッション4「ファシリテーション実習」
12:00 昼食
13:00 セッション5「みんなの疑問にみんなで答える」+補足講義
15:30 セッション6「ふりかえり:現場への学びのテイクアウト」
17:00 終了

■学習項目(予定)
・ファシリテーターとは?なぜファシリテーションなのか?
・教育ファシリテーションの基本的な考え方とは?
・授業などのプログラムデザインはどのように行なうのか?
・ワークショップ型の授業の教室のつくりかたとは?
・学びを促すものと妨げるものとは?
・どのように問いかけると参加者は反応するか?
・参加者の何をどのように観察するのか?
・「体験して終わり」にしないためには?
・参加型学習で予想されるハプニングとその対処法は?
・ワークショップの学びをどう評価するか?
・研修後も自己成長し続けるための方法は?  など。

※学習項目は予定です。参加者の皆さんの関心や
実習の展開などにしたがって、変更していきます。

■ゲスト
青木 将幸(あおき・まさゆき)

略歴:1976年生まれ。94年より、学生環境サークル、エコ・リーグ、A SEED JAPANなどで、オゾン層、森林、地球温暖化、若手リーダーの育成などをテーマに活動を開始。市民活動の人材育成を専門に行う市民団体「POWER-市民の力-」のトレーナー、企画会社ワークショップ・ミューのプランナーを経て、2003年に独立し、青木将幸ファシリテーター事務所を設立。参加型会議の進行役の育成と実践に走り回っている。

■ファシリテーター
川中 大輔(かわなか・だいすけ)

略歴:1980年生まれ。98年からNPO法人BrainHumanityで野外教育や不登校児童支援の活動に取り組み始め、副理事長ほか歴任。IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]フェロー、専門学校講師などを経て、現在はシチズンシップ共育企画代表・ファシリテーター、大学コンソーシアム京都研究主幹、京都市ユースサービス協会企画委員、大阪成蹊大学非常勤講師ほか。
「学ぶこと」と「社会にかかわること」の両方のおもしろさがわかる「学びのデザイン」について関心を寄せ、活動している。2001年から全国各地でNPOマネジメントの研修会や各種教育ワークショップを担当(年間約50本程度)。

■主催:シチズンシップ共育企画

■協力:青木将幸ファシリテーター事務所