教育ファシリテーター講座2014「ふりかえりを極める」

参加体験型の学習が広がる中で、
体験の後にふりかえりの時間を設ける必要がある、
という考え方は定着していっているように思われます。

ところが、その「ふりかえり」の持ち方が、
表面的な感想をぐるりと一巡述べ合うだけに留まって、
深まりを欠いていることは少なくありません。

また、学校等での実践の場合、カリキュラムの中で設定されている
教育目標に沿うかたちで「ふりかえり」が行われて、
学習者の「自由な気づき」とどう折り合いをつけるのかが、
丁寧に考えられていない場合も見受けられることがあります。

「ねらい」と「ふりかえり」の緊張関係の中で、
どのように「ふりかえり」の場を設け、また、深めていけばいいのか。

今回はこのように「ふりかえり」を探究していきます!
ご関心ある方のご参加を心からお待ちしています。

■日時:2014年9月6日(土)11時~7日(日)16時30分(開場:10時30分)
■会場:大阪市立青少年センター(KOKO PLAZA)
(新大阪駅徒歩5分)

■プログラム
<1日目>
10:30 開場・受付開始
11:00 オープニング
12:30 昼食
13:30 セッション1「川嶋さんのふりかえりを体験する」
18:00 夕食
19:00 セッション2「川嶋さんと長尾さんのファシリテーター対談」
21:00 プログラム終了・入浴
22:00 オプショナルPG「情報交換会」
<2日目>
10:15 セッション3「長尾さんのふりかえりを体験する」
12:30 昼食
13:30 セッション3の続き
14:30 セッション4「ふりかえりの極意を究める!」
16:15 クロージング
16:30 終了

■講師
川嶋 直さん(キープ協会環境教育事業部シニアアドバイザー)
1953年、東京生まれ。1980年、山梨県清里、八ヶ岳の麓にある財団法人キープ協会に就職。1984年から環境教育事業を担当。インタープリターとして、自然の中での参加体験型の環境教育プログラムの開発・人材育成・イベントプロデュースなどを行なってきた。約30年に渡る環境教育の人材育成事業の経験の中から、「環境教育の指導者にはコミュニケーション力と企画力が必要」と痛感。 自然の中での「自然とのコミュニケーション・人とのコミュニケーション・自分自身とのコミュニケーション」を通した環境教育を実践中。 企業や大学・行政など様々なセクターとのコラボレーションも進めている。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任教授(2005~2010年)現在は同研究科兼任講師。

長尾文雄さん(フリーランス)
1940年生まれ。関西学院大学文学部卒。関西学院大学職員、関西いのちの電話事務局長、聖マーガレット生涯教育研究所(SMILE)主任研究員等を経て、現在フリーランス。大阪女学院大学・短期大学非常勤講師、社団法人好善社理事、NPO法人ブレーンヒューマニティー理事、LLCチーム経営アドバイザーなどを兼務。ラボラトリー・トレーニング(Tグループ・トレーニング)を基本にボランティア養成、青少年指導者養成、傾聴ボランティア養成などの教育実践活動、援助専門職養成およびスーパービジョンを行なう。

■ファシリテーター
川中大輔(シチズンシップ共育企画代表)
1980年、神戸生まれ。1998年から青少年支援、環境、まちづくり、市民活動支援の市民活動に参加し、2003年にシチズンシップ共育企画を設立、現在、同代表。全国各地で市民教育や協働まちづくり、NPOマネジメントのワークショップを担当(年90本程度)。2012年度から2年間、任期付専任教員として立命館大学でサービスラーニング科目を受け持った。現在、甲南大学非常勤講師、御影高校特別非常勤講師なども務める。

■コーディネーター
大本晋也さん(国立淡路青少年交流の家所長)
東末真紀さん(神戸まちづくり研究所)

■定員:20名(先着順)
■対象
・ワークショップ形式の学びの場づくりを行っている(行ってみたい)人
・教育ファシリテーションやワークショップについて学びたい人
・一歩上のステージにあがりたいファシリテーターの方
・学校教員や社会教育施設職員、NPOスタッフで主に教育プログラムを担当される方
※年齢や活動分野(学習分野)などは問いません。

■参加費(食費・宿泊費を含む)
20,000円(学生15,000円)
*8月29日(金)以降のキャンセルは、キャンセル料を申し受けます。ご注意ください。
(発生日以降=参加費の50%、講座当日=100%のキャンセル料を申し受けます)
*宿泊されない方は、2,000円安くなります。

■主催:シチズンシップ共育企画