生と死の共育ワークショップ vol.1「『もう死にたい』という友人にあなたはどう接するか?〜『死』との向き合い方を考える〜」

「親しい人が「死」に直面している時に
自分はどうしたらいいんだろう??」

個人的な話ですが、僕は祖母の死が近づいた時、
このように戸惑ってしまいました。

僕たちは、これまで「死」というものと向き合う時を
十分に持ててこなかったんじゃないか、そう実感した瞬間でした。

親しい人の「死」と本気で向き合うことは
自分自身の「死」とも向き合うことにつながります。

そこで、今回、親しい人の死との向き合い方から
自分の「死と生」について学びあうワークショップを
行なうことにいたしました。

「よく死ぬことはよく生きることだ。」
という言葉があります。

自分や他者の「死」と向き合いながら、
これからの自分の「生きかた」を
ゆっくりと考える時間を共にしませんか?

今回のゲストは、実に多様です。

新しい「葬式文化」を創造しているお坊さん、
多くの人の生きる悩みに寄り添う「いのちの電話」のトレーナー、
人と人とが関わり合うワークショップを開発するファシリテーター。

いろんな人の死生観に触れながら、
自分の内の声に耳を傾ける時間へのご参加、
心からお待ちしています。
■日時
2007年11月17日(土) 10時~17時30分(受付開始09:45)

■会場
浄土宗應典院 研修室B  http://www.outenin.com/
(大阪市営地下鉄 谷町九丁目または日本橋駅下車徒歩7分)

■参加費(食費は含みません)
一般 9,000円 / 学生 3,000円
※11月11日以降のキャンセルは、キャンセル料を申し受けます。ご了承ください。
(11月11日以降=参加費の50%、講座当日=100%のキャンセル料を)

■対象
・どなたでも参加できます。年齢、活動分野、経験などは問いません。
・自分の生き方をじっくり考えたい方、介護・看護や青少年支援と いった
ヒューマンサービス分野で活動されている方、ファシリテーターの 方、
「今」を駆け抜けている若者に特にお勧めです。

■定員 15名
■プログラム
09:45 受付
10:00 プログラム開始・オリエンテーション
10:30 他者と自分の「死」と向き合うセッション
12:00 各自自由に昼食・休憩
13:00 他者と自分の「死」と向き合うセッション(つづき)
17:00 ふりかえり
17:30 プログラム終了

■ゲスト
●秋田光彦(浄土宗大漣寺・應典院)
1955年大阪生まれ。1997年にアーツとNPOの拠点・應典院を再建。日本でいちばん若者が集まるお寺として知られる。多様なNPOと協働して、人生の完成期を支援するエンディングサポートを推進。また生前個人墓や身内葬を手掛け、現代の葬送文化に対し積極的な提言を行う。現在、浄土宗大漣寺・應典院住職。
目下の関心は、市民社会とスピリチュアリティの関連。共著に「生命と自己」「宗教の未来と人間」など。大阪経済大学大学院非常勤講師。

●長尾文雄(聖マーガレット生涯教育研究所)
1940年生。1963年関西学院大学文学部卒。立教大学キリスト教教育研究所(JICE)でTグループ・トレーニング及びラボラトリー方式の学習法を学ぶ。1982年、聖マーガレット生涯研究所(SMILE)設立、主任研究員に着任。大阪女学院短期大学非常勤講師などを兼務。社団法人好善社理事。
また1980年から関西いのちの電話の電話相談員継続研修に参画、以後訓練委員・理事・事務局長を歴任。現在は養成講座講師・継続研修リーダー及び調査研究部会委員を務める。NPO法人BrainHumanity理事も務め、不登校児童支援に関わる学生のコミュニケーショントレーニングなどを行なっている。

●青木将幸さん(青木将幸ファシリテーター事務所)
ファシリテーター。様々な会議や話し合い、ワークショップの進行役として各地をわたり歩いている。
友人のうつ病と死、娘の出産などがきっかけで、人の「生死」や「こころ」のありように目を向けはじめる。お互いに温かく育みあえる関係性の構築に着目し、最近では「人生のワークショップ」「もうひとつの成人式」「女と男のワークショップ」など人生の様々なシーンにまつわるワークショップの開発を試みている。
現在、青木将幸ファシリテーター事務所代表。

■ファシリテーター
●川中大輔(シチズンシップ共育企画)
98年から青少年支援の市民活動を始め、01年から全国各 地でNPOマネジメント研修やコミュニケーショントレーニングをはじめとする教育ワークショップのファシリテーターを担当。03年に「市民としての行動力」の向上を支援するシチズンシップ共育企画を設立。世の中を担う「おとな」になっていくために考えるべきことと向き合えるワークショップの開発が最近の関心。(財)京都市ユースサービス協会企画委員、大阪経済大学大学院人間科学研究科兼任講師ほか。

■主催:シチズンシップ共育企画
■共催:青木将幸ファシリテーター事務所